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私の漫画飯 第5話

田之倉家の朝ご飯『今日は会社休みます6巻』著者 藤村真理

主人公の花笑は33歳のOL。この歳まで彼氏なしで生きて来て、初めて出来た彼氏は何とひと回り年下のイケメン君。お付き合いが始まり、人生の急展開に不慣れな事続きで自分の不甲斐なさに落ち込みつつも、かなり年下なのに超出来る彼氏、田之倉君に支えられ愛を深めていくストーリー。…羨ましい限りですが、何か疲れそうだなぁと思ってしまうのは私が疲れたオバチャンだからデスね。花笑ちゃんは彼氏こそ居なかったものの、キチンとした性格で仕事も真面目に勤め上司からも信頼があり実家暮らしをしながら毎日自分でお弁当を作って会社に出勤する、彼女もまた出来る女子。しかもかなり綺麗だし性格も良いのに何故に今まで彼氏がおらぬ??これが現実だったら摩訶不思議な物語。きっと田之倉君というたった1人の男性に出会い恋に落ちる為に、花笑ちゃんは長いこと独り身で居たのでしょう。

2人が付き合い始めて、しばらく後に初の彼氏の地元and実家訪問という機会がやって来ました。彼氏の地元という事で幼馴染みに偶然会い紹介されるという突然のシチュエーションも、花笑ちゃんは性格が良いし田之倉君も良い子なのでそのお友達もまた皆良い子達。問題無しで一安心。

そして実家へ。初訪問ですが両親共に忙しく、その日は留守という事で真面目な花笑ちゃんは挨拶も無しにお邪魔する事に躊躇するのですが、遠出して来た事もありこの日はお泊まりに…しかし翌朝起きると台所に彼氏の母が!彼氏母との気まずい出会い上位に入るんではないかと思われるこのシーン。とっさにお手伝いします!と言ってプレッシャーの中でもオムレツを作った花笑ちゃんはやはり出来る女子。だけどほぼ彼氏母が作った和朝食の中に、一つだけバターで焼いた自分のオムレツ…。それを気にし過ぎて落ち込む花笑ちゃん。

まぁこんなシチュエーションは出来れば避けて通りたいものですが、他人と深くお付き合いをして行くという過程の中には十分にあり得る事。出会いがどんな形であれ、真剣に付き合っていく仲であれば恥ずかしい事だって見せ合うのが必要な時もあるのかも。でもこれはまだお互いに気を遣い合っている初対面で起きた事なので、特に何も言わなかったお母さんの腹の中は一体どうだったのかは気になる所です🤔

もしも自分だったら、息子が連れて来た彼女が初対面の状況なのに一緒に台所に立って緊張しながらでも料理を手伝ってくれたら…それは嬉しい事だと思うのできっと田之倉母もそうだったに違いないでしょう。

日々の料理も、時には緊張して作る場面というのはあるものですよね。そんな時でも、自分なりに下積みして得た知識と経験で乗り越えられたらまた一つ自信に繋がる。

花笑ちゃんのように、お料理や人との関わり一つ一つを大切にする女の子って素敵です。久々に読み返してそんな気持ちになれた事に感謝です。

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第6話は何にしようかな😋

つづく








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