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#これからの家族のかたち|家族で多拠点生活という選択肢

沖縄在住フリーランス夫婦、妻のミオです。

フリーランス生活をしている方の中には、1つの場所でずっと暮らすわけではなく、何箇所か拠点を持って自由に行き来しながら暮らしている人がいます。

昔は、多拠点生活なんて一部のお金持ちか多忙を極めている人しかできないと思っていましたが、最近では多拠点を実現させている人は意外とたくさんいます。

そんな私も20代は沖縄・東京・定期的にフィリピン・一時的にカナダというノマド生活を送ってきたわけですが、将来的に目指しているのは家族で多拠点生活を実現させることです。

今回は、一般的な家族が多拠点生活をするにはどんな方法があるのか、今後のプランも含めて考えてみたいと思います。

#これからの家族のかたち

多拠点生活の定義とは?

まず最初に、多拠点生活とは名前の通り、生活の拠点を複数持つこと。

例えば、沖縄で家を借りて住み始めたとしても、毎日そこで仕事をして生活するわけではなく、県外や海外の他の拠点に定期的に行ったり、それぞれの拠点を自由に行き来しながら暮らす生活です。

複数の拠点を持つことはそれぞれの場所に家を借りたり買ったりして、生活費や固定費も2〜3倍以上になると思いがちですが、近年の多拠点生活は必ずしもたくさん家を持つ必要はありません。

1週間単位・1ヶ月単位で過ごせる場所があれば、それで十分。定期的にいろいろな暮らしを経験して、居心地の良い場所、馴染みのある場所を増やしていきたいのです。

家族みんなで多拠点生活を実現させるために

独り身の多拠点は身軽に動けるので比較的実現しやすいですが、私が目指しているのは夫婦&子どもの家族みんなで多拠点生活。

ただ、もちろん現実的な問題も出てくるので、まずはそれを解決する必要があります。

金銭面の問題

各拠点を行き来するための移動費・交通費は絶対的に必要なお金です。これが家族3人分、4人分となったらさらに大きな出費。

このお金を捻出できるかが重要になるかな、と。特に海外の場合、家族全員分の航空券だけでかなりの額がかかりますからね。

また、各拠点での宿泊場所も1週間・1ヶ月単位で泊まれる場所を確保しなければなりません。最近では一軒家を丸貸ししている物件もあるので、長期割引などをうまく利用できたら嬉しいですね。

場所を問わずにできる仕事

会社勤めの場合、1週間・1ヶ月単位で定期的に休みを取ることはほぼ不可能。つまり、夫婦共に場所を問わずに働ける仕事をしていることが重要になります。

これは夫婦の片方だけがノマドワーカーでも、片方が会社員の場合、成立しないので、かなり大きな課題になるでしょう。

夫婦で何かビジネスをやっている方、しかもそれがウェブでできる仕事だったら、パソコンとネット環境さえあれば全国どこでも仕事ができるのでおすすめです。

子どもの就学時期

最後に子どもの就学時期です。小学生以上になったら学校を優先させたいので、夏休み・冬休み・春休み期間を上手く使って多拠点生活を楽しむのが良いでしょう。

中学生になると部活動などで夏休みも忙しくなるので、個人的には子どもが中学生になるまで家族での多拠点生活を楽しみ、子どもたちが中学・高校時代は拠点を決め、子どもの高校卒業と同時に今度は夫婦二人で多拠点生活に戻るのが理想的ですね。

家族でできる多拠点生活のカタチ

家族みんなで多拠点生活を送るためには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。

個人的な理想ではありますが、国内海外を含めて現実的にできそうな多拠点生活について考えてみたいと思います。

①オフシーズンを狙って移動

夫婦がともにフリーランスとして自由に働けていることが大前提ではありますが、ハイシーズンの移動は極力避けます。

オフシーズンとオンシーズンでは航空券の金額も2倍以上違います。家族全員分の交通費を考えるとむしろオフシーズンしか選択肢はありません。

狙い目としては春休み・夏休み・年末年始を除いた2月、4月、10月〜11月あたりですかね。

②田舎を生活を取り入れる

日本国内でも地方の過疎化が進み、都市部に人が密集している状況です。仕事の関係でどうしても田舎から都市に移住しなければならず、子どもも都市部で育てている人が圧倒的に多いですよね。

でも、都会の生活しか知らずに大人になるよりも子どもたちには定期的に田舎生活を経験してもらいたいので、多拠点の中には田舎生活を取り入れたいですね。

実際、地方の暮らしの方が物価が安いのも助かります。

③多拠点を仕事に結びつける

フリーで動き回れる仕事なら、多拠点生活を行いながらビジネス展開も同時にやっていきたいですね。

私の場合はウェブメディアを作ったり、ライターとして記事を書いているので、移動しながらクライアントを見つけたり、ビジネスのつながりを作れたら一石二鳥です。

④家を持つのはメイン拠点だけでいい

複数の持ち家/借家がある人もいますが、金銭的にそこまで余裕はないのでメイン拠点を決めてそこから定期的に移動する生活が理想です。

移動続きのノマドではなく、やっぱり帰ってくる家というのは必要ですよね。

⑤年に3回・2〜4週間くらいの滞在が目安

1年のうちに3回ほど移動して、各滞在は2〜4週間くらいが目安。

旅行より長く、定着するには短い期間ですが、逆にこの1ヶ月弱で吸収できるもの・体験できるものをギュッと詰め込んで、忘れられない人生の一部にしたいですね。

まとめ:柔軟に生活していける力を身につけたい

以上、一般的な家族がみんなで多拠点生活をするための方法を、理想と現実を踏まえた上で考えてみました。

もちろん全て理想通りになるのは難しいですが、夢を見ることは自由ですよね。自分の子どもにも夢を見せたいです。

家族の現実的な目標としては、柔軟に生活していける力を身につけること。今の時代、自然災害や経済状況によって、今住んでいる場所に永遠に住み続けられるかどうかは誰にもわかりません。

1つの場所にとらわれず、家族みんなで生きていくための場所の選択肢を増やすという意味でも、大きな経験になるのではないかと信じています!

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