【CASTLE CRUSH】タワーディフェンスソシャゲが満を持してBCGにやってくる
▶CastleCrash Website
最近はかなりソーシャゲ系のBCG進出が増えてきました。
BCG界も次のステージ、次の派遣を取ろうと躍起になってる感じがします。
今回はタワーディフェンス系のゲーム【キャッスルクラッシュ】の解説と共に、ソシャゲ系BCGの展望についても解説していきます。
▶展開するチェーン
キャッスルクラッシュはアバランチサブネットでローンチ予定です。
なんと、今激熱のサブネット！アバランチサブネットと言えば、DefiKingdoms🏰やCrabada🦀、Step app👟なども自前で展開していくなど
話題に事かきません（※アバックスサブネットの説明は割愛）
アバランチサミットでも登壇して説明していましたね。
▶ソシャゲ会社を悩ませる長年の課題
日本ではパズドラやモンストをはじめとして一大ブームを巻き起こしてきました。超有名なゲームは今もサービスは続いている一方で残念ながらその多くのサービスは新たに産まれは消え産まれは消えてを繰り返しています。
ソシャゲは多くの場合決められたユーザーの時間を奪い合う競争の時代になりました。そしてその多くの場合は使った時間や課金したお金が"無駄"になってしまうケースが多く、飽きと共にユーザーが離れ、サービスを継続するコストが維持できなくなってしまうのです。
▶BCGに活路を見出す
そこでソシャゲ開発会社は考えました。
「遊んだ時間がちゃんとお金になればいいんじゃね？」
ゲーム開発能力のある会社が満を持してブロックチェーンゲームの領域に進出です。彼らはゲームの開発で長年培ってきた経験と共にさくさくとユーザーを取り込む事に長けています。会社の幹部は考えます。
「どのチェーンにするよ？」
チェーンのユーザーが多く、安定してかつ自分達のゲームが安定運用できるチェーン、色々あるけどアバランチサブネットなら誰にも邪魔されずに
トークン設計考えて、しかも今後も新ゲーム出す時にプラットフォーム化できそう！私の勝手な想像ですがこんな会話がされたのではないでしょうか🤣
では
ゲーム会社が本当にweb3に来てうまく設計できんの？
これが僕達の最大の関心です。
いや、結論先に言うと答えは分かりません。まだこの世界始まって１年経ってませんので、あくまでいけそうか否かというみなさん自身の想像と判断の参考にを下記読み進めてみてください。行ってみましょ～
▶チーム＆コミュニティ
・ワイルドライフスタジオ
・ブラジルのモバイルゲーム開発会社
・社員数1120人
・主な開発ゲーム実績
めっちゃでかいじゃん・・
一部調査によるとモバイルゲーム会社の世界トップ10に入る規模だとか・・
▶ゲーム概要
・３分程度で決着するPVP対戦ゲーム
・３つのレーンに戦士を配置して相手の城を早く落城させれば勝利
・戦士の種類やレベルによって能力が上がっていく
・通常の課金制度に加えてNFTの要素が加わる
▶ブロックチェーン要素（WP抜粋）
キャッスルクラッシュにブロックチェーンレイヤーを追加した目的は、プレイヤーにより多くの力をプレイヤーに与えることです。
1）ゲーム資産を所有することができるようになります。
2) それらのアセットを売買し
3) ゲーム内の報酬を得ることができる。
キャッスル クラッシュは毎日20万人以上のアクティブなプレイヤーを抱える、熱狂的なコミュニティです。
その内少なくとも4万人がゲームをプレイしています。 そのうち4万人以上のプレイヤーがゲームに参加し、多くの時間と資源を投入し多くの時間とリソースを費やしてゲームのトップ層で競い合っています。
～中略～
ゲームプレイで生み出した価値によって プレイヤーに報酬とインセンティブを与えることが重要です。これを実現するために私たちはCastle Crushに2つの新しい要素を追加します。NFT＆＄ACS
▶トークノミクス($ACS)
Ascension Crystals ($ACS)は、ブロックチェーン層に追加される新通貨です。ブロックチェーンレイヤーが稼動した時点で追加される予定です。
2022年6月の予定 プレイヤーは ACSは、毎日のゲーム内報酬で入手できます。シーズン報酬、その他のゲーム内活動（例：トーナメント）、NFTを売却することによっても得ることができます。
ACSは購入できカードをアップグレードしたり、ゲームに参加するために使用します。
マーケティングと流動性のための$ACSは、最初の月から24ヶ月の間に線形に造幣されます。
チームに割り当てられた$ACSは、13ヶ月目から24ヶ月の間に直線的に造幣されます。このためチームには一切支給されず、チームは最初の1年間は$ACSを受け取ることができません。
▶NFTをMINTする
Ascended カードはブロックチェーン上にNFTとして存在します。
NFTには、通常の❶Ascended Card15,000個と❷Founder Card4,000個と呼ばれる特別なAscended Cardの2種類があります。
どちらも高いステータスとゲーム内のユニークなスキンやアニメーションを持つことになります。アニメーションが追加されます。ファウンダーカードには、さらなる報酬と特典が用意されています。全68種類のカードが存在し16ヶ月かけて（1ヶ月に4枚程度）リリースされます。
このNFTは$ACSを使ってレベルアップする事ができます。
6月6日に発売予定です。
二次流通はNFTradeでできます。
▶収入の得る方法
❶プレイヤーがアセンションポイント（AP）を貯めることで サーバー全体で$ACSの賞金プールが作られます。賞金プールが作られその日の終わりにプレイヤーに分配されます。1AP＝2.5ACSです。1日の上限は415,000$ASCです。デイリーポットはプレイヤーが1日に貯めたAPの数に比例して分配されます。分配は1日の終わりに行われます。
例1：プレイヤーAはその日、NFTで試合に勝つことで10APを獲得した。その日、プレイヤーAはNFTで試合に勝つことで10APを獲得。その日、サーバー全体のAPは100,000になりました。その日のポットは250,000 $ACSとなります。その日の終わりに プレイヤーAは25ドルACSを受け取ります
（10 / 100,000 * 250,000 = 25）
・・・難しいですね。
簡単に説明すると、NFTをデッキに入れて戦闘して勝つとアセンションポイント（AP）がもらえ、１日の終了時にそのポイントに応じてACSが分配されるって覚えておけば大丈夫でしょう。
❷トーナメントを定期的に開催していて、一定の入賞者にはACSが配られる仕組みになっています。ゲーム内にランキング制度が実装されていて報酬の配分はしっかり設計されている様です。
なお、6月2日現在、トークンはまだ未上場なので価値がどの程度になるかは不明です。
▶ソシャゲ会社がBCGで成功するか？
トークノミクスを見ても分かる通り、既存のLPファーミングやステーキングは存在しません。Defiのそれとはそもそもの目指すべきところが違っています。あくまで$ACSトークンはNFTに資産価値を持たせた結果で排出された報酬トークンという位置づけです。即ちNFTがなければトークン自体にユースケースはなく、あくまでNFTでゲームをする事こそが前提となっています。
キャッスルクラッシュは世界的にもファンの多いゲームという強みがある一方で、既存ユーザーは非常に強く素人が到底太刀打ちできるレベルではありません。新たに参入するクリプト民はこれからずっぷりゲームに浸かって稼ぐという時間コストをかけて参入するのかには疑問が残ります。となると、既存のユーザーが果たしてどの程度ブロックチェーン領域のNFTを購入するのか？がカギになります。
今回調査して、既存ユーザーがクリプトへの参入障壁を下げている行動を探していますが、メタマスクの使い方分かりやすいUI/UXなど今のところあまりみかけません。既存ユーザーをしっかりと導いていけるのか、新規クリプト民に対して後発でも戦えるインセンティブを用意できるのか？
詰まるところ古参と新規両方への配慮というソーシャルゲーム会社の宿命からは永遠に逃れられないのかもしれません。
筆者clipはサラリーマン辞めて海外を拠点に仮想通貨やWeb3各種情報発信に取り組んでいます🦑
世界的には人気だけど日本ではまだ話題になっていない最先端の情報をキャッチアップしています。
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