「聞く」と「話す」は連動している。 英語の聞き取りを上達させるには?
こんにちは😊
今回は英語学習について、特にリスニングとスピーキングについてまとめてみました。
「英語は勉強してるけど、リスニングとスピーキングが苦手…」という方や、「どうやったら聞き取れるようになるの?話せるようになるの?」という方に、役立つ情報になれば嬉しいです☺️
1番よく聞く質問。「どうしたら、英語を聞き取れるようになる?」
私は大人の方(大学生以上)をメインに、英語を教える仕事をしています。一番よく聞く質問がこちらです。
どうしたら、英語を聞き取れるようになりますか?
やっぱり、大量に聞き流しをしないといけないですか?
こんな経験を話される方も結構います。
学生の頃に英語は勉強していたから、読み書きはなんとなく出来るんです。でも、聞くと、何を言ってるのかわからない。
音声を聞いて、わからないと思って、スクリプトを見ると、「えっ!全部知ってる単語なのに… 何で聞き取れなかったんだろう…」ってなるんです。
スクリプトを見た後、聞き直すと、なんとなく聞き取れるんですけどね。笑
こんな問題に直面する原因とは?
実は、上に書いた状況は、学校で英語をきちんと勉強した人がおちいりやすい問題です。
「学校で英語の勉強をサボってた」という人のほうが、この状態になりにくいと思います。
「真面目に勉強をした方が損をするって、どういうことやねん…」と、私も思いました。笑
昔から、学校で学ぶ、教科としての「英語」は、読み書きを中心とされていました。そのため、発音にはあまり重きを置いていなかったように感じます。
英語の単語を学ぶ。
単語のスペルと正しい発音を覚える。
その後は、文法や読み書きが中心でした。
ここに、大切なことが大きく抜けています。
※今は学習指導要領も変わり、先生も変わり、状況は違うかも知れません。
学校の授業で教えてくれなかったこと。
「英語を文章にして読む」時の発音。
英単語の正しい発音を覚えても、英語が聞き取れないのは、「文章にした時の発音」にあります。
文章にした時、英語はクシャクシャ!っと素早く発音されます。「丁寧に発音しない」、もしくは、「適当に発音している」、と捉えられそうですが、そうではありません。実は、単語を1つずつ発音するほうが、不自然なのです。
日本語で例えるなら、居酒屋などで、「ありがとうございました」を「ありゃりゃした〜!」みたいな感じで発音することがありますよね。笑
これに近い感覚です。
ただ、英語では「適当に発音している」というわけではなく、これがデフォルトです。
英語は文章にすると、音がつながったり、抜け落ちたり、変わったりします。残念ながら、学校では、文章にした時の英語の発音は教えてくれませんでした。
解決法。聞いたまま言う練習をする。
言えると、聞けるようになる。
英語のリスニングやスピーキングを上達させるには、英語を大量に聞くこともとても大切です。しかし、何を言ってるか分からないものを聞き続けるのも、苦痛かもしれません。
そこで、私は受講生の方に、こう伝えています。
聞いたまま言えるようになると、
聞き取れるようになれます。
聞くと話すは連動しています。聞いたまま言う、というのがポイントです。単語1つ1つを丁寧に読むのではなく、文章で聴こえてきた音をコピーする感覚です。
正しく、1つ1つを丁寧に読みたいところを、少し我慢します。
英語の文章を聞いたまま言えるようになると、リスニングの力が身につきます。何を言っているのか、分かるようになります。(大量に英語を聞くのは、それからでも遅くないと思います。)
それだけでなく、言う練習もするので、スピーキングの力も身につきます。一石二鳥です。
練習方法はいろいろありますが、音声を聞いたまま言うには、「読まない」ことが大切になります。スクリプトやテキストを見てから練習してもいいですが、音をコピーする時は、なるべく音に集中できるように、文字は見ないことをオススメします。
どのような英文で練習するかは、ご自身の英語のレベルによります。「シャドーイング 教材」で調べると色々教材が出てきます。ぜひ、ご自身のレベルに合った、興味がわく、楽しそうなものを選んでみてください。
教材を選ぶ際には、「簡単すぎる!」と感じるものが良いと思います。英語の勉強をされた方にとっては少し悔しいかもしれませんが、学校の授業で抜けていた「文章にした時の音」をやり直す気分で、取り組むのがオススメです。( 私もとても悔しかったです。笑)
ちなみに、子どものころ、好きな歌を聞いたまま歌っていたことってありませんでしたか?大人になって歌詞を見ると、「セーラームーンの歌詞って、こんな歌詞だったんだ〜」とびっくりしたことがあります。笑
そんな感覚で、音をコピーして、文字を確認して、楽しく取り組んで頂ければと思います😊 好きな英語の歌で、音をコピーして練習するのもありですね!
まとめ。
今回は、英語のリスニング、スピーキングについて書いてみました😊 英会話を始める方に、役に立つ情報だと嬉しいです。
最初に、「英語を真面目に勉強をした方が損をする」と書きましたが、実はそんなことないです。学校で真面目に勉強していた方にとっては、抜け落ちてるところは「文章にした時の発音」だけです。
そこをおぎない、会話の表現を練習すれば、英会話は比較的素早く身につくと思います。英語の基本的な文法が理解できていたり、読み書きができることは、とても重要で、大きなメリットです。
なにより、一番大切なことは楽しむこと😊
嫌になりそうだったら一旦やめる、やり方を変えるなどして、楽しみながら英会話を習得してほしいなぁと思います。
言語を習得することは、違う文化や違う世界を知ることに繋がります。違う自分を知ることにもつながります。是非、英語を通して「違う世界」を楽しんでいただければ、と思います😊
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
One language sets you in a corridor for life.
Two languages open every door along the way.
- Frank Smith
1つの言語はあなたの人生の道筋になり、
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-フランク•スミス
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