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現役時代の披露宴の挨拶

高校時代の同級生に、信州の国立大学の土木建築方面に進んだ男がいました。
彼は、卒業後中堅ゼネコンへ就職し、私は少し遅れて検事になりました。
彼の父親は旧建設省の技官だったようで、親子2代で建築関係に進んだわけです。

私は、東京で1年を終えた後、滋賀県に都落ちしたのです(別稿の「滋賀県警と大阪国税局」参照)が、都落ちして2年目くらいに、地元町長の贈収賄事件の捜査と公判を担当しました。
これが、私が初めて贈収賄の捜査・公判を経験した事件でした(別稿の「東大教授S」参照)。

この町長は、町の小学校建築工事に絡んで、業者から賄賂を貰ってしまったのです。
何と、その業者が、たまたま高校の同級生の建設会社だったのです。

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