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物議を醸す

政治と宗教は客と語るな。

なんてタブーが営業職の世界には存在した。

長年営業の世界に身を投じ、このご法度とされたワードを避ければ数字が獲れるかといえばそうでもなかった。客が応援する選挙候補者への票は投じさせられるし、入信こそしないが某教団新聞を購読もさせられた。代わりにちゃっかり契約はいただいた。

最近、この政治と宗教がより密接に関わっていた話題で日本のメディアでは連日持ち切り。ウクライナ情勢がニュースにならない日もあるほどだ。

言わずもがな、安倍元総理銃撃死亡事件に端を発した政治と宗教問題。

政治と宗教。

その構造は根本的に似ている。政治家は票とカネ集め。宗教も信者とカネ集め。

似ているが故に双方密接していても至極自然とワタシは考える。なぜならそれらはワタシが営業職の世界で数字を獲るためにしてきた行為と同じだったからに他ならない。

この一見不道徳にも見えること自体が日本人特有の勝手な見立てかもしれない。だからこそ連日メディアが取り上げるのかもしれない。

タイトルが霞みそうなのでいよいよ本題に。

現内閣下で閣僚が不適切な行動や言動により相次いで更迭。
また、最近ホットなアノ教団幹部が信者の元家族宅にアポ無しで押しかけた。折しもその元家族は教団による霊感商法被害を顔出しで訴えていた中での教団幹部のその奇怪な行動。

なぜ彼らはそんな浅はかな言動や行動をするのだろうか。

バカなのだろうか。

なんて思う国民は少なくないのではないか。

多くの政治家や宗教家は華々しい学歴や経歴を持っている。なのにあんな稚拙な行為をやっちゃうのか。

国民の生活のために!国民皆様の安全確保のために!国民一人一人の未来のために!

政治家が選挙運動で訴えることをワタシたちは本当に信じていいのか。宗教も然り。本当に信者は信心していいのか。

真っ当な政治家や宗教家も存在するのだろうが、残念ながらそれらを探す方が困難な気もする。

人は物事にのめりこめばのめりこむほど、周りが見えなくなる。

やがてその位が上がり、いわゆる大物になり上がればなり上がるほど周りが見えなくなったまま己だけ目線が上がり、足元なんてまるで見なくなるのだろう。

彼らの足元にいるのが、きっとワタシたち国民。

会社や社会に階級があるように、政治と宗教の世界にも例外なく階級があるらしい。そうなれば何やっても何言ってもいい感覚になる気持ちもわからなくはない。

それが何処からともなく明るみに出て、やがて彼らは初めて気付くのだろう。

しまったな…と。

ちなみに、ワタシは吉野家では牛丼より牛皿定食。ほっともっとではロースカツ丼よりロースカツ煮弁当。無論、自宅では麻婆豆腐とご飯は別けて食したい定食派閥。
んが、大物(妻)が無類の丼(ぶっかけ)好きで、その後援者ら(子供ら)も同様で、ワタシは少数派にも関わらずこの問題について物議を醸している…らしい…


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