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鬼滅の刃〜遊郭編〜から学ぶこと

先程、フジテレビ系列で放送された『鬼滅の刃 遊郭編』を観ました。

鬼滅の刃は、言わずと知れた〝大正時代を舞台にした、人間と鬼との闘いの物語〝です。
遊郭編では、炭次郎たちが、初めて上弦の鬼と闘い、その圧倒的な強さになんどもなんども倒されるが、死闘の上、なんとか勝利を収めます。
戦闘シーンの迫力ある映像に圧倒されると共に、観ていて、とても大切なことに気づけた気がしました。
 
炭治郎も天元も伊之助も善逸も禰豆子も、やられてもやられても、決してあきらめません。
なぜか?
あきらめたら、大切なひとを守れないからです。
誰かのためにがんばれる人間は強い。
むしろ、誰かのためにがんばる、そのこと以上に人間に最大限のモチベーションを与えるものはない。
そういうことが、この物語から理解できると思います。
それが、人間が、力も回復力も人間に勝る鬼に、勝てる理由です。
あきらめない力は、大切な人を守るところから来ているのです。
 
物語の終盤、負けた鬼2人――兄と妹――は、最後にお互いを罵倒し合います。
そこにおいて、炭治郎は優しい声を投げかけます。
すると、鬼は、人間であった頃の記憶を思い出します。
人間に虐げられるも、妹の存在に救われていた過去です。
兄の鬼は、その妹を失ったことをきっかけに鬼になってしまいます。
ただ、鬼となるも、一つだけ後悔します。
妹が違う人生を歩んでいれば……ということです。
兄は妹に対して、心残りがあったのです。
しかし、妹が、兄の妹でよかったことを打ち明けると、死にたくないともがいていた兄妹の鬼は、成仏していきます。
それは、お互いを大切な人として思いやる気持ち。
大切な人を想う気持ちは、とても強いものなのです。
 
現代のオンラインが普及した社会では、一人で自分の日常を完結できるようになった社会だと思います。人間同士の軋轢が簡単に避けられてしまいます。
しかし、そんな社会であるからこそ、人間においての大切なこと、大切な人を想って生きることは、忘れてはいけないと思うのです。
 
鬼滅の刃は数多くのファンがいるので、今更私がいうようなことでもないと思いますが、その物語からは、生きる上で大切なことが学べると思いました。

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