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おもしろ凄い?!変わった研究3選!!!

2022年9月1日に「株式会社POL」から「株式会社LabBase」への社名変更と新Purpose「研究の力を、人類の力に。」の発表がありました。

今回の発表をきっかけに少しでも「研究」について知ってもらえたらと思い、9月1日から1ヶ月間 #研究アドベントカレンダー を実施していきます。

この記事は、10日目の記事で、前日の記事は
@career_djr「ゾーンに入るには壁のシミをみつめよ?スタンフォード博士が役立つ最新研究を教えてくれるYouTubeがすごい」でした。

https://note.com/danjirohara/n/n2e58c990d728

書いた人

株式会社LabBase(以下LabBase) マーケティングセクション SDRチームリーダーの佐藤です。

【研究の力を人類の力に】というpurpose実現の為に日々、シャカリキに働いています。趣味はサウナと中身の無い名言(名言風)を生み出す事です。

今回は、どんな研究なんだろう??と思わず興味を持った研究3選を皆様にご紹介させて頂きたいと思います。

※面白い研究内容だけ知りたいよ!という方は
【記事の内容を決めたきっかけ】の部分をスキップして頂いて結構です!!

記事の内容を決めたきっかけ

私はLabBaseに入社するまで、【研究】とは縁遠い人生を送っていました。
(文系出身で論文も書いた事も人生で2回しかありません、、、)

そんな中、何の因果かLabBaseに就職する事となり、現在はpurposeの実現に向けてバリバリ働いているわけなのですが、、、、

研究者をエンパワーする為のプラットフォームを作る企業で働いているのに
研究への知見が浅い!!!!

と思い、今回のアドベントカレンダー企画では力戦奮闘するべく、研究について色々調べるぞー!!!と意気込んだ訳なのですが、、、

試しにいくつか研究論文を読んでみようとすると、

タイトル長っ!!内容むずっ!!専門用語多っ!!

といった感じで、概要の部分だけで読み解く事を挫折してしまいました。
(研究者の皆様、すみません、、、これは私個人の能力不足です、、、)

そういういった挫折があり、世の中には私のように【研究】ってワードを聞くと、難解な印象を受けて自分の世界から遠ざけてしまう人もいるのかなーと感じました。

当たり前ですが世の中の技術や概念は日夜研究によって生み出されており、研究を行い真理を紐解く回数が増えれば増える程、人類の力はより大きくなります。

なので、この企画を通して一人でも研究に対して興味を持ってもらえればと思い、記事を執筆するにあたりました。

面白い研究を知る上で

早速ですが、皆様【イグノーベル賞】をご存知でしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、実際にどのような研究がイグノーベル賞を受賞しているのかといった所までは、ご存知で無い方も多いと思います。
イグノーベル賞については、以下に解説おいておきます。

ノーベル賞のパロディとして1991年に創設された、世界中の独創性に富んださまざまな研究や発明などに対して贈られる賞。イグノーベルIg Nobelという名称は、ノーベル賞と英語の「ignoble(あさましい、不名誉の)」を組み合わせたもの。接頭語としてのigには否定的な意味があり、「裏ノーベル賞」ともいわれる。毎年秋、ノーベル賞の発表と同じころに、ハーバード大学のサンダーズシアターで表彰式が行われる。ユーモアやオリジナリティーに富んだ各賞は、ノーベル賞と同様に、物理学、化学、平和、経済学、医学、文学など、毎年10組前後が選出される。賞金はなく、ユーモラスな賞品が授与される。時に、異例の範疇(はんちゅう)を設けたり、「水爆の父」とされるエドワード・テラーに平和賞を贈るなど、非難めいた強い皮肉を込めて選出するケースもある。「人々を笑わせ、そして次に考えさせる業績」という選考基準を重視しており、それゆえに受賞者の反発を招く場合もあるが、表彰に独特の存在価値をみいだす者が多いことも事実である。

https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=232

端的にいうと、「人々を笑わせ、そして考えさせる業績」に対して贈られる賞みたいです。

これなら私でも興味が持てそうだ!!!

という事で、そんなイグノーベル賞の中でも笑えたり、実用性のある研究について3つほど纏めてみました。(興味のある方は是非)

おもしろ研究:1選目

人間は人間同士の争いから顔を保護するために口ひげを生やしたという研究

男性のあごにひげがついているのはなぜでしょうか。
この謎について、受賞者たちは人間同士の戦闘で顎へのダメージを減らすためであると仮説を立てました。
医療が未発達な古代では下あごの骨折は深刻なけがになります。
そこでこの仮説を示すために口ひげの代わりに羊毛を使い落下衝撃試験を実施したところ、羊毛によって衝撃のエネルギーが約37%吸収されたそうです。
研究チームは「この研究結果は毛が打撃からの衝撃を大幅に軽減し、エネルギーを吸収し、深刻な負傷の発生率を減らすことができると示しています」と述べ、「顔の脆弱な部分を保護して戦闘のパフォーマンスを向上させるためにあごひげが進化した」という仮説と一致していると主張しました。

男性のあごひげが発達した背景に戦闘パフォーマンス向上の効果があったとは驚きですよね!!

また、本研究チームはイグノーベル賞受賞の際、口ひげをつけて表彰式に臨んだようです。

https://academic.oup.com/iob/article/2/1/obaa005/5799080?login=false


おもしろ研究:2選目

床に置かれたバナナの皮を人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究

「バナナの皮は何故滑るのか」
 受賞した馬渕教授は、靴の裏が様々な果物を踏んだ時と、直接リノリウムの床を踏んだ時の摩擦係数を比較研究しました。結果、バナナの皮の上を歩いた時の摩擦係数が、通常と比べて6分の1しかないことを明らかにしました。

 本研究では、2ミリ厚のリンゴの皮と比較してもバナナの皮の摩擦係数は半分しかないなど、他の果物よりもバナナが滑りやすいことが証明されたとの事です。

 さらに、バナナの皮の内側は、粘液が詰まった粒がたくさんあり、足で踏むとつぶれて滑る原因になることも発見されたといいます。

アニメやドラマでもバナナの皮で滑って転ぶという描写は良く見かけられていましたが、この研究で通常歩行時や一般的な果物よりも、バナナの皮が滑りやすいという事が証明されました!!

https://www.jikkyo.co.jp/download/detail/45/9992657204.html


おもしろ研究:3選目

歩行者同士が時には、衝突することがある理由を明らかにする実験を実施したことに対して

評価されたのは,「なぜ歩行者はお互い時々ぶつかるのか」という,
歩きスマホが周りの歩行者の通行にも影響を及ぼすことを明らかにした研究。

一見,当然のようにも思えますが,
群衆の中でスムーズな歩行を行うには,
予期が一方向ではなく双方向で行われる“相互予期”が必要


という,相手の行動を読む「予期」と集団との関係の検証を初めて行ったものです。

歩きスマホの研究と聞くと親しみがわきますが,
今後渋滞の緩和策にも生かされそうな,とても有意義な研究ですね!

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/11522

日本人は15年連続で受賞している

これはイグノーベル賞について調べていてわかった事なのですが、
2007年〜2021年まで15年連続で日本人はイグノーベル賞を受賞しています。

このような賞を15年連続で日本の研究者が受賞しているのは誇らしいですね!

実用化につながる研究も多い

他にも、2011年に化学賞を受賞した、
「火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発」

2013年に化学賞を受賞した、
「たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると涙を誘う「催涙物質」が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究」

これらは実際に研究を元に商品化も行われており、製品として世に知れ渡る事にもなりました。

このようにただ面白い研究というだけでは無く、実用性も兼ね備えた研究であるケースもあります。

結びに

今回の記事では面白く実用的な研究について幾つか紹介させて頂きました!
皆様、楽しんでいただけましたでしょうか!

我々が運営してるLabBaseでは、研究の力でより人類の発展を促すという目的を持ち、その為に研究者をエンパワーするプラットフォーム作りを行なっております。

以下にて、LabBaseに関するウォンテッドリーの記事のリンクも貼っておきますので、ご興味をお持ち頂けましたら、是非ご覧になってください!!
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株式会社LabBaseについて

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