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【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【明治大学】

今回の記事では明治大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路23位 5時間37分21秒
1区 大湊柊翔 8位 1:01:37
2区 児玉真輝 23位 1:11:15
3区 杉彩文海 11位 1:03:20
4区 森下翔太 22位 1:05:46
5区 吉川響  21位 1:15:13
殆ど何もかもうまくいかなかった往路でした。3区間で区間20位オーバーで往路最下位。駅伝ができてなかったですね。ただ1区の滑り出しはよかった。1区の大湊柊翔はルーキーながら2位と12秒差の8位。4位集団の中の好位置で2区に渡します。2区は2年越しの2区となった児玉真輝。地元を走りますが地元を走りますが横浜駅手前で遅れると12㎞以降1㎞あたりで1回も3分を切れず区間最下位。箱根のほろ苦い記憶を払拭することができませんでした。3区は4年生の昨年7区区間賞の杉彩文海。こちらは明治大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。

復路雑感 

復路8位 5時間30分07秒
6区 堀颯介  7位 0:58:52
7区 尾﨑健斗 16位 1:04:38
8区 綾一輝  3位 1:04:42
9区 鈴木祐太 8位 1:10:13
10区 古井康介 22位 1:11:42
変わって復路は選手の実力は見せる形となりました。6区は2年連続の堀颯介。序盤から法政大の武田・中大の浦田とともに序盤から突っ込み、15㎞以降伸びませんでしたが、区間8位で集団の中でタスキリレー。
7区は故障から復帰した3年生主将の尾﨑健斗。かなり急ピッチでの調整だったのか10㎞以降ペースをどんどん落とすことになりましたが、その当時の最低限を出せていたと思います。8区は12月上旬まで走れていなかったスーパールーキーの綾一輝。序盤から早稲田の伊福とともにレースを進めラストで先着。レース運びのうまさは八千代松陰の先輩佐藤一世を思い出しますね。
9区は予選会で好走の3年生・鈴木祐太。権太坂周辺を少し飛ばしたことも有って20㎞以降かなりペースが落ちましたが区間一桁は見事です。
打って変わって10区は厳しかったですね。5㎞以降大木ペースを落としてしまったようですね。最後は寺田交差点でコースを間違えるアクシデントにも見舞われ、区間22位でのフィニッシュとなりました。

今回の箱根総括

デコボコ駅伝が過ぎますね。区間中位以上5つに、対して区間20番台4つはデコボコ度合いが正直ひどすぎます。あとは児玉真輝は最後まで箱根を上手く走ることはできませんでしたね。かなり大舞台に弱いメンタル面の課題が大きく影を落としているのかなと思います。
あとは森下と吉川は雨と寒さで大きくペースを落としました。5区に関しては吉川自身は強いこだわりを見せますが、彼の走力は非常に強いですから、山から降ろすことも視野に入れるべきだと思いますし山本豪監督も検討に入れる趣旨のコメントをしてにいますね。なので5区の選手起用に関しては一切白紙にすべきだと思います。

目標

戦力的には箱根駅伝のシードと全日本の出場と最下位争い回避、あわよくばシード権になりますね。昨年は全日本に出れませんでしたが、実力は上位ですし原因は明らかですから確実に通過したいところ。
箱根予選では上位通過も確実にしたいところで、戦力層も昨年とそこまで差はなさそうです。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

良くも悪くもいぶし銀の選手が多い世代ですね。1番最初に名前を挙げる選手を迷いますが、まずは主将の尾﨑健斗。2年連続で箱根を経験しておりチームの主力です。28分台を持っているのが曳田道斗でしょうか。下級生のころから台頭しましたが上級生になってからは足踏みが続いています。逆に昨年台頭してきたのは鈴木祐太。箱根9区で熱走を見せました。あとは昨年溝上稜斗も戦力となりました。
今1番明治の中で勢いがあるのは東原豪輝。関東インカレ5000mでも入賞目前の走りを見せを見せ全日本予選にも期待がかかります。

新3年

この世代は1年生から主力として活躍している選手が3人。筆頭は高校時代から活躍していた森下翔太。今季駅伝では本当に苦しみましたが、本来の力は予選会でも全体30位以内、箱根2区の最有力候補だと思います。
1年の時から山を経験している吉川響と堀颯介。どちらもチームにハイレベルで貢献していて堀は28分台を記録、吉川は箱根予選でチーム2位と素晴らしい成績を出していますが、箱根の山となると別。6区を担当している堀は2年連続で区間1桁で2年生で58分台も記録。対して5区の吉川は2年連続で75分台で2年生の時は区間21位と非常に苦しんでいるといえます。
ロードで結果を残している選手は3人で、室田安寿・古川康介・山本樹ですね。室田は1年の時の箱根予選で全体二桁を達成。古川・山本は上尾ハーフで63分台を記録しました。古川は練習を継続できており首脳陣からの評価も高そうです。

新2年

すでに主力の選手は綾一輝と大湊柊翔です。両方ともハーフで62分台を出し箱根で大活躍、両者ともアップダウンにも強くどの区間にも適用できるという強みがあり、かつスピードも抜群で駅伝力にも長けた2人でチームの要となっています。その選手たちを追いたいのは鬼塚大翔・小林周太郎・石堂壮真などでしょうか。戦力層の形成には2年生の大事なため2年生の中から29分半を切る、63分台に入るなどの選手が出てくれば非常に心強いですね。

全日本予選に向けて

間もなく始まるですが、直前の記録会を見るに、東原・綾・堀・大湊・尾崎・吉川・古井ら7人が順調で、ここに室田や1年生の成合洸琉が好調そう。あとは森下も復帰しましたから、戦力はそろっています。ただ4組でタイムの上積みが期待できないために3組までに貯金を奪いたいところ。1組に森下、2組に尾﨑の起用も想定されますからこの2人でしっかり稼ぎたい所ですね。

箱根予選に向けて

箱根予選ですが昨年は予選会巧者ぶりを見せました。明治大きく稼げる選手がいない為、64分以内に何人送り込むかが上位通過に向けて肝要になっていきます。そのための選手は何人もいますから期待がかかります。

全日本大学駅伝に向けて

全日本でシードをとるための場合には2区までで上位に立ち6区までに遅れず7区にも主力選手を置ける必要があると思います。ただ明治はあわよくばシードだと思っているので、個人的には前半区間に戦力を集中投入でいいのではと思っています。例えば1区大湊→2区森下→3区綾→4区東原などで力通りなら優勝争いの次の位置に行ける可能性は大いにあると感じています。
全日本にシードを狙うのならばとにかく前半区間が重要になりますし箱根の往路克服に向けても1~4区を箱根の並びを想定するのが良いのかなと思います。

箱根に向けた戦略

箱根に向けてですが大きな課題は2区と5区ですね。
2区は2年連続で4年生が担当し現在は適任者不在ともいわれており候補となるのは森下、綾あたりなるのではと思います。
また個人的には5区も刷新が必要だと考えており吉川響は2年連続で苦しい走り。本人は5区にこだわりがあるそうですが、平地の走力を考えると宝の持ち腐れ感が否めませんし、もちろん吉川が候補であることは前提で新しい候補を作る必要があると考えています

キーマンとなる選手

まずキーマンの1人目は森下翔太ですね。個人的に箱根2区の最有力候補で本人も下りよりも登りが得意と話すなど、適性もあるでしょう。3年生としてエースとしての働きが求められます。近い立場なのは大湊柊翔・綾一輝も同じ立ち位置ですね。
4年生の東原豪輝・尾﨑健斗も注目です。特に東原豪輝は4年目で開花し主力としての座をつかみかけています。
1年生の成合洸琉も注目です。1年生ながら即戦力としての期待が高まります。
あとは1人。あえてですが2年生の佐久間大河を挙げさせていただきます。5区がポイントになると考えているので候補選手として志望を明言している選手に一つスポットライトを当てたいと思います。

あとがき

今回は来季の明治大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。
次回は神奈川大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします

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