働く意味
そんなもんねぇわ。
と思う。
父がそうだった。
特段情熱を向けていたとも思わないし、お似合いの業界でもなかった。
ただ、真面目な性格だったし、これでお金もらってるんだから、と完全に割り切っていた。
子ども心に信じられなかった。
(好きでもないことを、お金のためとはいえ、夏休みもなく、毎日何時間…を、え?何十年…え…?)
でも今の自分がそれをやってる。不思議だ。
業界に何の興味もないし、自分が出した成果にも失敗にも興味がない。
自分なんかいなくたって世の中はまわる。
だから、機能としての自分は要らない。
仕事の中にアイデンティティを見出せるか。
自分の場合、そっちの方がはるかに大事だ。
世のため、なんて毛ほども思っていない。
「仕事の99%は苦労、だけどお客さまからのありがとう、その一言、1%で報われちゃうんですよね〜」なんて言ってる人の気持ちは永遠に分からない。別にその人はそれでいいけれど。
働く意味、考えてみたけどやっぱりたいそうなことではない。
お金をもらうための作業、でしかない。
ただ、ただの機能にはなりたくないから自分らしくやりたい。
この暇つぶしが終わった時、こんな自分でも寂しさを感じるのだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?