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弱みをのばそうという話

強みをのばそう、という話はよくあるが、弱みはのばすとは言わないか。なんて言うんだろう。

ともかく今、それを求められている。全くもってナンセンスだ。

弱みが強みになった例を見たことがない。
裏返すのはよく見る。せっかちを行動にうつすのが早い、とかね。

でも弱みのスキルアップというのは時間がかかる割に効果が薄いのは歴史からみても自明だ。

何よりも。
弱みにばかりフォーカスされると人は萎縮する。

他人が「一生かかっても◯◯さんみたいにできない」と言ってくれる尊い、しかし自分から見ればしょぼい自分の強みをいかんなく発揮できなくなってしまう。この損失の方が大きい。

どうこの状況を切り抜けるか。

上司が私の能力開発をする上で弱みをのばすことが一番大切だと考えているなら、残念な上司ということになる。たぶんこれではない。

心配ごとがあるのだ、と仮説を立てることにした。

弱みをのばす、と考えるとどうにもテンションがあがらない。
上司の心配を払拭してやればいい。やり過ぎることはない。
心配ごとをぶっとばしてやれば、それで終いだ。


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