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もう1台いる…(後編)


  
やばい、、、これ、、、、



ホンダ製アメリカンのテールランプがまだかすかに見えていた。
俺は夢中で追いかけた。
おそらく、レブリミット当てていただろう。今何速なのか関係なかった。
ただ、ただ、その場を
早く離れたい。
交通量の多い国道に早く到着したかった。




国道交差点付近のコンビニに友人が止まった。
俺も駆け寄る。
友人は、顔が青ざめていた。
俺も、青ざめていただろう。

そして俺は友人に言った。

…居たよ。。もう1台。。。…

…やっぱりね。。。。。…と友人。

気持ちを落ち着かせるため
タバコに火を着けた頃、
後方2台のバイクが止まった。

「何、何!元気いいなぁ二人とも(笑)」

青ざめた顔の二人をみて
友人らの顔が曇ってきた。


「実は。。。もう1台、バイク付いてきてたよ。。。。」

「えぇ!何ビビらせてんの?うちら2台しか居ないって!ミラーも確認してるしさ」



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花が手向けられた場所・・・

地元消防の方に聞いたことがある。
死亡事故がたびたび起きるらしい。

白いボコボコインプレッサ・・・
関係があるのか、判らないが
明らかに変だ。

そして、近くの湖界隈ではこんなはなしがあったのも
恐怖心を煽る原因だった。

「片目のセリカに追い越されたら、必ず事故る」



よく聞く類の話だが
自分がおかしな体験をするとは
夢にも思っていなかった。

卒業後、その場所には行く事はなかった。
今はどうなんだろう。。。

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