メモ少年の奇跡
最近、YouTubeで秋山歌謡祭2024を観て、ロバートの秋山さんの歌にはまっている。歌謡祭の大トリで歌われる「願い」という歌がお気に入りでずっと聴いていられる。
秋山さんの体重を減らしたいという願いから始まり、人々の「些細な願い」が盛大に歌われる。どれも勝手にやったらいいじゃんというツッコミが入りそうな小さな願いが「千の風になって」風に歌われる。そんな願いに共感したり、笑ったりしている。
コメント欄にも白血病で入院している人まで爆笑させているので、笑いってパワーあるなと思う。
メモ少年はそんな歌ネタを小学生のときから聴いている。ロバートが好きで勉強をがんばり上京して大学で学祭の実行委員になって、ロバートの1時間ライブを成功させたりするのだ。挙句の果てには名古屋のテレビ局に就職し、冒頭の秋山歌謡祭を企画、制作してしまうのだった。
秋山さんのネタをほぼ暗記しているので、そらでネタを歌える。ラジオ出演で秋山さんと共演したとき完璧なユニゾンでネタの歌を二人で歌っていた。ちょっと狂気を感じる。いい意味でいかれていると感じる。
やっていることはストーカーなので、秋山さん本人には怖がられている。でも、こんな熱心なファンもいないのだろう。言葉の端々に小学生から成長を見守っていたので親心的な愛情も感じられる。
お笑い芸人を好きになることって流行りすたりがあるので、子どもの頃にいくら好きでも、大人になってからは飽きてしまい、その熱は冷めてしまうものだろう。しかし、メモ少年は大人になってもロバートが好きな熱量は変わらず、これからも秋山さんを応援し、秋山歌謡祭も毎年の恒例行事として開催させようと今も奮闘している。現在進行形でロバート愛は続いているのである。
好きなことに夢中になってその夢を実現させた。オタクとしては成功例といえるのではないだろうか。ホワイトストーカーともネット上で呼ばれている。
本まで出版してその熱量は留まることを知らない。ロバートという一お笑い芸人が好きなだけで、テレビマンになってしまうのだから幅広い知識よりも、狭く深い知識の方が将来の役には立つのかもしれない。
私はロバートの秋山さんとほぼ同世代なので、若い世代にいい影響を与えた秋山さんの魅力に圧倒される。自分より若い世代が元気になれるような影響を私は与えたことがないので、若者にパワーを与えられるのは凄いと思う。
なにかと生きづらいと感じる世の中でこうして若者が好きなものに打ち込んで夢をかなえる姿はすがすがしい気分にしてくれる。
メモ少年が今後どういう夢を叶えていくのか動向に期待したい。
↓こちらでも記事を書いています。興味のある方は読んでみてください。
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