見出し画像

教員退職〜オーストラリア移住に向けて


 今回は教員退職後にオーストラリア移住を予定している私の現在している準備について記事にまとめたいと思います。私は前年度の3月末で教員を退職しました。5月下旬にオーストラリアに渡航する予定で, 現在は準備段階にいます。
(オーストラリアになぜ移住するのかというお話はまた今度…)

 5つのパートに分けてまとめていくので, 同じように海外(特にオーストラリア)移住や留学, ワーホリや観光での滞在に興味がある方に見ていただけたら嬉しいです。

①ビザの種類


 まずオーストラリアの入国に必要なビザの種類ですが, 私はワーキングホリデー(subclass 417)というビザで入国・滞在をする予定です。通称ワーホリと呼ばれていてオーストラリアに長期滞在の目的で来る方でこのビザを取得される人はかなり多いと思います。
 現在はコロナの対策がどんどん緩和されてきているため, ワーホリ, スチューデントビザの他, ETAと言われる日本人が通常オーストラリアに観光目的で入国するために必要であった観光ビザでも入国が可能になっています!

 ワーホリで行く理由としては, 1年間の滞在が可能であることが1番です。また, ワーキングホリデーという名の通り, このビザで滞在できる人は「ホリデー」の状態ですので学生ビザや正規のワーキングビザと異なり学生である義務や就労の義務がある訳ではありません。
 就労はあくまでも生計を立てていくために自分で選んで行っていくものということです。また, ワーホリは特定の職種に3ヶ月以上勤めると2年目, 3年目と延長していくことが可能なビザです。
 更に, 4ヶ月までは学生として学ぶ権利があるため語学学校等に通って語学力をつけたり友達を作ったりしてから仕事を探し始めることができます。

 ただ, ワーホリは18〜30歳までの年齢制限がありますので気をつけてください!

②ワーキングホリデービザ申請の過程

私はビザの申請は全て自分で行いました。よく留学やワーホリのビザ申請を代わりに請け負ってくれる業者さんがいますが, 絶対に必要な訳ではないです。
 申請時の英語が問題なく理解できる方, 時間に余裕がある方であればお金をかけてお願いするよりも自分で行うことをお勧めします!

 申請はオーストラリア政府の移民局ウェブサイトで全てWEB上で行うことができます。
Australian Government Home Affair Immigration&Citizenship

必要な事項を確認したり, アカウントを作って申請したりするのは全て英語です。
アカウントを作ってから申し込みの様式がスタートしますが英語で書いたり話したりするようなことはほとんどなく, 読んで理解してチェックしていくという過程がほとんどです。また, 途中の段階で保存しておくことが可能なのでゆっくり自分のペースで進めることが可能です。

 申し込みにおいて準備が必要になる書類は, 
    1.パスポート
  (期限以内のもの)
  2.口座証明
  (現在の日本の口座にAUD$5000以上あることを証明する英語での文書)
です。口座証明は通帳と印鑑があれば窓口で発行してもらうことができます。難しいものではありません。また, WEB申請ということでどちらもPDFで提出が必要ですが, スマホやタブレットの写真をPDFにできるアプリ等で用意したもので十分でした!私はスキャナなどは使っていません。

ワーキングホリデービザの申請にかかる費用は$495です。こちらもクレジットカードで簡単に支払いができました。

 そして申請後から認可(Granted)の状態になるまでに掛かった時間ですが, なんと私はものの数分でした!これは驚きました。
 私の申請した時期は1月で, まだ観光ビザでの入国が許されていない段階でしたので, 正直ワーホリの申請が殺到しているのではないか, 認可されるまでにかなり時間がかかるのではないかと怯えていたので, あまりの速さに目を疑いました。
 ちなみに認可された時には「IMMI Grant Notification」というタイトルで登録したEメールアドレスにPDFが送られてきます。※申請完了時も確認メールが届きます。

認可が下りたら, その日付から1年以内に入国が必要です。また, ビザの有効期限は認可された日付から1年ではなく, 入国した日から1年ですのでビザ申請は入国する時期よりも余裕を持って行っておくといいです。

③ビザ取得後の準備

 私がビザを取得してからオーストラリアに住むことに向けて準備をし始めたことは10個あります。ここで紹介するのはあくまでも私の場合です。滞在期間やどのような形で滞在するかによって異なってきますので, 自分で調べていくというのがとても大切です。
(私もまだ準備が足りていないところがあるかもしれないので今後増えていったり, あるいはやらずに後悔することがあるかもしれません…)

 1つ目
・退職に伴う国民健康保険の任意継続と脱退手続き
 病院にかかる時に必要な保険証は退職をした時点で返却する必要がありました。万 が一何かあった時や病院にかかっている人は家族の扶養に入るか任意継続と渡航前の脱退が必要になります。大切ですので忘れずに!
 2つ目
・国際免許取得
 手っ取り早く海外で運転できるためには今ある運転免許で国際免許を発行してもらうことだと思います。取得から1年間の期限付きなのでまだ申請はしていませんが取得する予定です。
 3つ目
・海外留学保険
 ワーホリや留学の方は長期滞在をするための保険を検討します。価格によって補償内容が変わってきますので自分で調べて見積もりをしてみるといいと思います。
 4つ目
・マイナンバー(カード)の失効手続き
 海外に引越しをする場合はマイナンバーを失効させます。しかしオーストラリアで必要になる場合があるそうなので記録はしておく必要があります。私は予定していますがまだやっていないので, 実際にやってみたらまた共有したいと思います。
 5つ目
・海外転出手続き
 自分の自治体で海外転出手続きが必要になります。これもまだなので実際に行ってからまた共有させてください。
 6つ目
・コロナワクチンの接種
 どのビザでも最低2回のコロナワクチンの接種が必要です。渡航の際には接種証明アプリで証明するようです。
 7つ目
・スマホをSIMフリーにしておく
 今持っているスマホを引き続き海外で使えるようにするためには, SIMカードを現地のものに入れ替える必要があります。ここでSIMロックが掛かったまま渡航してしまうとSIMを入れ替えても使えません。日本にいるうちにSIMロックが解除されているか契約しているキャリアで確認しておきましょう。
 8つ目
・荷物を送る準備
 これもまだほとんどできていませんが, 持っていくものが多い人は必要になります。私はクロネコヤマトの海外引越しパックで見積もり中です。物を実家などに置いていける, 預けるところがある方は必要ありません。
 9つ目
・住む場所の検討
 私の場合オーストラリアに渡航した時に一緒に住む予定の人がいるのでそちらに合わせますが, 1人で渡航される方はどんな仕事をしたいかやどこに住みたいかを検討し, 決めておきましょう。一般的にオーストラリアではシドニーには多くの日本人やアジア人留学生がいるので語学学校に行きたい方にはお勧めです。
 10個目
・やりたい職種・できそうな職種を考えて英語を勉強しておく
 自分の強みや興味を活かして働きたい職種を考えています。そこで必要になりそうな英語を今のうちに少し勉強しています。英語の勉強は人によっては現地に行ってから学べるから心配しなくてもいい, という考え方もありますし, 留学経験もあるので納得しますが, 専門性のある英語を予め勉強しておくことで自分の自信に繋がると思うので私はやっています。

④出入国に向けての準備

 次に日本からの出国・オーストラリアへの入国に向けて準備が必要なことです。こちらは今コロナの時期に必要なこと3つです。(3つ目は廃止されますので私が渡航する頃には実際は2つです)

1 DPD(Disital Passenger Declaration/デジタル乗客宣言)
 これはApp storeで検索するとすぐ出てきます。アプリで入国の72時間前から申請可能になるので先にアプリを入れておくと忘れずにできそうです。 
2 ワクチン接種証明アプリ
 これもアプリです。先にダウンロードしておきましょう。
3 出国前PCR検査(4/18から必要なし!)
 今はまだ必要ですがこちらは今月18日から必要なくなります。オーストラリアがどんどん水際対策を緩和しているようです。

⑤入国後に向けて準備すること


 次にオーストラリア入国後に必要になる物を3つ紹介します。

1 TGA(オーストラリア保健当局)公認のRATテストの用意
 RATは高速抗原検査です。こちらはキットを現地で用意し, 入国後24時間以内に滞在先で実施する必要があるそうです。私は現地の人と落ち合う予定ですので用意してもらうようにお願いしています。スーパーや薬局で買えるとのことです。

2 滞在先までの交通機関の確保
 入国直後は公共交通機関は使えません。予めUberやタクシーを手配しておくと安心だそうです。こちらも私は空港から自家用車で滞在先まで送ってもらう予定です。

3 現地のSIMカード
 万が一RATテストで陽性が出てしまった場合, 登録をしなければならないのと, 7日間の自己隔離が始まりますので外に出られなくなります。予め現地のSIMカードを手に入れておくと安心できそうです。留学生時代に空港でSIMカードを販売しているのを見たことがあるので, 入国直後にも買えそうです。


以上が現在私がオーストラリア移住に向けて準備していることとする予定のことになります。想像以上に多くの準備があったり, それでもまだ足りていないのではと不安になったりしていますが, 1人でできないものではないです!
 同じようにこのコロナ禍で渡航したいと考えている方に少しでも参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?