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作家志望の「黒い歴史」をクリーニングするプロジェクト ♯1

♯1「どう見たって黒歴史じゃん」


こんにちは、アベヒサノジョウです。
みなさんには「黒歴史」というものがありますか?

私はそもそも「黒歴史」という言葉が好きではなくて、
あまり使ったり、他人のものを見たりはしなかったのですが…

(子どもの素敵な感性を奪ってしまうきっかけになると思うのです…。大人になるにつれて感性は「成長」するのではなく、その時々で趣味や趣向と一緒に感性も「変容」しているだけだと思っています!)

先日、友人からこんなメールが送られてきました…

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友人 「ひさびさー、元気してる?」
アベ 「ぼちぼち。なんかあった?」
友人 「今さ、実家で部屋の片付けしてたんだけど、小4の頃のまとめ文集を見つけてさ笑」

私の通っていた学校では、小学1年生から3年生までは作文の発表で、4年生から6年生は「1年の軌跡」と呼ばれる文集を作っていたのです。

友人 「アベ、なんて書いたか覚えてるw…?」
アベ 「うーん、なんとなく…」
友人 「写真送るわw」

そこで送られてきたのがこちらです……


名前など消しています。

アベ 「おおー懐かしー」
友人 「だろ。まだある」


友人 「なw」
アベ 「おお!」

この時、私はかつての自分と邂逅し、アディイアを共有したような懐かしさと嬉しさでいっぱいになりました……

しかし、友人からの一言

友人「めっちゃ黒歴史残したなぁ」

SNSでのやりとりだったので、直接言われた訳ではないのですが、話を聞く限りここに書いてある内容は「めっちゃ恥ずかしいこと」「読んでいる自分でも背中が痒くなった(共感性羞恥)」とのことです。

友人「いやぁ、俺も人のこと言えないけど、せめて親とかに止めてもらえればよかったよなぁ…こんな黒歴史が残るならさぁ」

アベ「これって『黒歴史』ってやつなの?」
友人「え?どう見たって、黒歴史じゃん」


……まじか


友人「じゃ、まだ部屋の片付けあるから」

———そこで友人との話は終わりました。

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しばらく呆然とした後、沸々とある思いがこみ上げてきたのです。

「これって、黒歴史だったのか……」


「なら、この設定で書き直して、児童文学の賞に応募してやる!!」


「…そうすれば、誰も『黒歴史』だとか恥ずかしいなどと思うまい!」

そうしないと、小学4年生の自分がいたたまれない気がしたのです。
こうして(20年近く前の)小学4年生の自分と、おじさんになった自分でタッグを組むことにしました。

次回は、「過去の作品探し。そして設定の見直し編」です。


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