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【作家志望】アイディアに困った時の基本は古本屋さんで『お引越し』しよう。

こんにちは、アベヒサノジョウです。
みなさんは本屋さんに行くことはありますか?

私は本屋さんへ行くよりも、古本屋さんに行くことが多いです。
多い時には、三軒ほど梯子することもあります。

本を探しているわけではないのですが、気がつくと古本屋に行ってしまいます。

私は本屋さんと古本屋さんをこのように分けています。

◯本屋さん → 本の流行を知る場所
◯古本屋さん → 自分の知らない本と出会う場所

どうしても本屋さんは、売れる本を平積みして売りますので『映画化コーナー』とか『〇〇ランキング』などの、流行に合わせた販売方法を行なっている印象です。

一方で古本屋さんは 「もう読まれなくなった本」や「どの本屋にあったのかわからないようなマニアックな本」などが、並べられていたりします。間違い無く、ネット通販などではオススメで紹介されないような本ばかりです。

そんな本との出会いを大切にしている私の、最近のブームは……

子ども用の本を買うこと!

特に最近はこちら…

大迫力シリーズ!(後ろ2冊は違います)

さて、なぜこれが、アイディアに困った時の解決作になるのかというと、

自分の好きなジャンルに縛られすぎると、似たようなアイディアしか出てこなくなるからです。


なので、私は「ジャンル」や「時代」、「対象年齢」、「国」を変えて、自分のジャンルに『お引越し』させることを強くお勧めします。

具体的には…

時代 ▷ もし「南総里見八犬伝」を現代風にアレンジして表現するなら……
対象年齢 ▷ もし「スイミー」をSFにして表現するなら……
ジャンル ▷ もし「リング」をラブコメにして表現するなら……
国 ▷ もし「寄生獣」を韓国風に表現するなら……

余談:『寄生獣 -ザ・グレイ』面白かったです!

前述の通り、私が使う『お引越し』には「翻訳」や「現代語訳」といった意味合いもありますし「引用」なんて意味もあります。

小説に関わらず、好きな台詞はメモをして自分の作品の中で引用させてもらうこともあります。

(映画館でシビれて思わずメモした台詞)

「2年の夜が俺を夜行性動物に変えた。」

THE BATMAN-ザ・バットマン- より


ミステリ小説を書く人の多くは、さまざまなミステリ小説を読むでしょうから、そういった作品からインスパイアされても二番煎じと言われてしまうこともしばしばです。

しかし、ミステリ作家が誰も目をつけないようなところからアイディアを『お引越し』できたのであれば、それは自分だけの特別なジャンルになるのかもしれません。


例えば、西澤保彦先生もSFの要素を活かしたミステリ小説を書いています。

(「七回死んだ男」面白いのでお勧めです!「腕貫探偵シリーズ」も!)

古本屋では、そんな出会いが待っていると私は思っています。
新たなジャンルや、敬遠し触れてこなかった作品、聞いたことはあるが読んでこなかった名作など、まだまだ自分の作品に『お引越し』できるものはたくさんあります。

ぜひ、良い出会いを探してみて下さい!


PS:こちらの本は呪術関係を調べるのに最適です。知らないジャンルを取り入れる意味でも読んでみるとよいかもしれません。ぜひ!

タイトル:創作のための呪術用語辞典
著作:朝里 樹

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