1/18の日銀政策決定会合結果

1/18の日銀政策決定会合結果。
 ・緩和政策は現状維持
 ・共通担保資金供給オペの拡充
金利は下げたいが国債はもう買いたくない。世の中の人に買ってもらう政策を拡充しよう、にみえる。
みんなが実際買ってくれるかわからないが。

日経新聞では、日銀は大規模な金融緩和の継続を決めた、と表現していた。
また、投機筋の「空売り」に対抗するために金融機関に国債の購入を促す異例の資金供給に乗り出す、としていた。

18日の黒田総裁の会見をみていると、
追い込まれてない
という雰囲気を出していた、
ようにみえた。


だが、12月の会合後、ずっと市場の疑心暗鬼は続いていると思われる。


日銀はずっと困っていたように思う。
そもそも去年12月の日銀政策決定会合よりもずっと前から、投資家から国債を売られ続けていた。

日銀は売られた国債を買い続けていた。
なぜなら、10年物国債の利回りをなんとしても、0.25%に抑え込むために。
その限界がきたのだろうか、
12月に実質的な利上げ(日銀は否定)を発表。

にも関わらず、
投資家は更に国債を売るようになった。

なぜか

なぜ投資家は国債を売るのか

答えは儲かるから。
必ず日銀が購入してくれるから。

日本の物価が上がり続けると、日本の政策金利が将来上がる。
それを見越して、投資家は既存の国債を買わずにむしろ売る。
古い金利の低い国債はいらない、
来年以降の新しくて金利が高くなった後の国債を買おうとしている。
国債価格が下がるのであれば、売りからスタートして、先物取引で儲ける、という魂胆なのだ。
割高であるな10年物国債を借りて空売りしておけば、日銀が利上げした段階で買い戻すと利益が出る。

結局のところ、12月の決定会合で実質的な利上げをしようがしまいが、
売られていたので、どうしようもなかったのかと思う。

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