見出し画像

姉と連弾

きちんとピアノを習い始めて、初めてのピアノ発表会で姉と連弾をした。
私と姉はエレクトーンを少しやっていたが、ピアノは未経験。
まあ姉なら何十年ぶりでも出来るでしょう、という謎の信頼で依頼した。
プリモとセコンド、若干セコンドの方が難しいくらい。
私がセコンドを弾く!といえるほど上手くもなかったし、
自信もないし、妹だから。だから私がプリモ。←妹はわがまま。
本番までわずか3週間。(発表会に出る予定が無かったから)
発表当日に初めて合わせたという、、今思い出しても、どうかしている。

昨年の発表会は連弾はしなかった。
私がドラクエの曲を弾きたかったからで、
ドラクエの連弾は難易度が高すぎて無理だった。
ドラクエとかJ-popとか好きな曲を弾いたけれど
「やっぱり基礎は大事、クラシックを弾きたい」と思い直した。
という訳で、今年はクラシック曲ばかりを弾いてきた。

でも。

今年の発表会で弾く連弾は残酷な天使のテーゼ。選曲の理由は
・姉が知っている曲であること
・クラシックは嫌だ
・譜めくりがない(最大4ページまで)
・初心者向け楽譜
・ノリが良い曲
を満たしているのが、この曲だったから。

今まで基本的に姉の後ろをついてきた妹の私が、ついにセコンドだ。
家族内における妹という立場の私は姉より下、
という気持ちで何となくいるんだよね。
上下関係じゃなくって、頼りにする・される。という方向で。
ピアノのセコンドといったら土台な訳で、だから何となく
時には私が上に立つ事もあるんだなぁと感慨深いものがあるのだ。

さすがに当日「せーの」で弾ける曲ではないので、一緒に練習をした。
2ページ目のsampleで見えない所、お互いの手がめっちゃ交差する!!
弾きにくい、でも楽しい。ズレている所をお互いに修正した。

ピアノの先生と連弾も楽しいけれど、先生の方が上手で
合わせてもらう立場だから、平等じゃないのよね。

姉と連弾は同じ立場だし、単純に楽しい。謎に安心感もある。
やっぱり私は団体競技の方が好きなんだろうなぁ。
ピアノという個人競技でも誰かと何かするのが好き。
発表会で連弾をする必要は全くないけれど
姉と一緒に連弾をやりたいなーと思うのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?