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イツキの碁。

子供の頃、いつきは『ヒカルの碁』が漫画もアニメも好きだった。

“だった”と言うのは、少し語弊があるかもしれない。

きっと、今読み返したらまた一気に読み上げて『好きだ』と言う自信がある。

『ヒカルの碁』(ジャンプコミックス)

原作:ほったゆみ
漫画:小畑健

内容はぼんやりとしか覚えていないけど、かなり印象に残っている作品の一つだ。

そして、

当時、小学生か中学生あたりだったいつきは。

最終回まで、囲碁のルールをひとっつも分からないまま、楽しく読み切った。

そんなバカな

と、思われるかもしれないが。

結構イケてしまうものである。


同じような人は、
ひとりやふたり、2500万人くらいはいるのではないかと思う。

(ちなみに、2500万はヒカ碁の累計発行部数と同数である。)

肝心のルールや、対局中のキャラたちのセリフは良い感じに自己流解釈して


『お、今コッチが押してるんだな』

『何か、すごい一手を繰り出したみたいだぞ。カッコイイー!』


とかなんとか。

良い感じに楽しんでいた気がする。

子供心に、
対局中のキャラクターたちの迫力と、
碁盤と碁石の描写や、碁石を扱う指先の描写に美しさを感じながら読んでいたのを覚えている。

あの当時、
今以上にシニア層や玄人たちの遊びという印象が強かった『囲碁』を、テーマに選んだ作者さんはチャレンジャーだと思うし。

アレだけ漫画としても、アニメとしても子供たちに流行ったのはすごい事だったのだと今改めて感じる。

それもこれも、
いつきみたくルールが分からないままでも、ワクワク読める魅力的なキャラクターやストーリーを作り上げた作者さんの力量の為せる技だったのだと思う。

そんな過去を持ついつきだが、

この頃、またヒカ碁を読み返したいなぁと思っていたりする。

キッカケは、フォローさせて頂いているノーターさんが最近、
囲碁の促進のために『囲碁入門』として、いつきみたいな知識ゼロからの人間にもわかり易く“囲碁のルール”を解説して下さっている記事を楽しみに読んでいるからだ。⇩

過祭さん、いつもお世話になっております。
いつも楽しく読ませていただいています!


分かりやすい。

そして、面白い。

『そうか、ヒカ碁の彼らはこういう攻防を繰り広げていたのか』

と、感動すら覚えながら勉強させて頂いている。

大人になった今、
ルールを意識しながら改めて『ヒカルの碁』を読み返したら、きっと絶対面白いに違いない。

囲碁促進のために書いて下さっている記事を読んで、囲碁漫画を読み返したいだなどと言うのは、全く持って失礼な話なのかもしれない。

申し訳無さもあるのは確かだ。


…過祭さん、許してくれるといいな。



そんなワケで、

『ヒカルの碁』

今、一番読み返したい漫画である。


ちなみに、ヒカ碁の一番の推しは

藤原 佐為

だった。

しっかり、

普段は細目(ではなかったが)笑顔で本心隠し気味の、
開眼したら本気見せてくる腹に一物タイプ

だったと記憶している。

子供の頃から自分、ブレないなぁ(笑)



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