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不妊治療と私②


私の経験談を事細かくお話ししたいのだが、
実は高度不妊治療の事は部分的にしか覚えていない。

途中、鬱を発症したからだ。
私にとって不妊治療はパンドラの箱を開けるようなもの。

長いですが、勇気を出してお話しさせていただきます。



上の子は27歳で授かり、
2人目不妊?まさか自分が?
と信じられなかった。


1人目の時は授かる事は当たり前だと思っていた


検査して分かったのは、
筋腫があり、卵巣に子宮内膜症があったこと。


年齢的なものもあり、すぐに人工授精から高度不妊治療へ進められました。





まず、人工授精。
5回程行いました。

途中、卵管造影検査という卵管の通過性を調べるための検査も行いました。
卵巣に内膜症があるため痛みを伴う治療でしたが、
卵管が通りやすくなるそうで
迷わずお願いしました。


私の場合は卵管が全く通っていなかったので、
体外受精へステップアップを勧められ、泣いた。



体外受精は
採卵、受精、胚培養などのステップを踏みます。


体外受精では排卵誘発剤で毎日同じ時間に自己注射や点鼻薬をして卵巣を刺激し、卵子を育て、採卵します。

採卵は膣から針を入れて卵巣を吸引します。
ここでも卵巣に内膜症があるため痛みを伴いました。

左の卵巣は取りにくい位置にあり、右は内膜症があるので採れた卵子は空砲ばかり。
卵子があまりとれませんでした。


体外受精で受精させず、顕微授精へステップアップをすすめられました。
顕微鏡下で精子を直接注入することで受精を促します。受精卵は培養皿内で成長させます。
3〜5日間培養させます。


最初は卵子の質が悪く、

全て受精できませんでした。


先が見えない治療でうん十万という治療費が一瞬にしてなくなります。
病院で泣き崩れることが何度もありました。


卵子の成長具合で急に休むことがあります。

働く女性には大変辛い治療。

先の見えない。

仕事を両立できず退職し、

気分転換に
趣味だったヨガの資格をとり
自分のことにお金を遣い世界を広げました。

世界が広がるととてもちっぽけな事を考えていたと気付きました。


次の治療で授からなかったら、もう治療は辞めよう。

そう思えた時に



やっと受精が成功しました。



暗い話から入りましたが、


子供を授かることは奇跡だと、強く感じました。


病院へ行って分かった事は
意外にも2人目の不妊が多いことでした。

そして病院はいつも人が多く、
私と同じように泣き崩れる方もたくさん見ました。

でも頑張ってほしい。

だって


わたしの選択は間違っていなかったと思うから。


可愛い子供たちを見て今ではそう思っています。

私の経験が誰かのお役に立てたら嬉しいです。

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