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「進撃の巨人 最終回エンディング」のネタバレ,あらすじ,感想を詳しく紹介

進撃の巨人 最終回エンディング「二千年…若しくは…二万年後の君へ…」 歌詞考察:ネタバレあり

約10年にわたって続いてきたTVアニメ「進撃の巨人」が完結しました。

2年前に原作での完結を読んでいたにも関わらず、映像・音響があるアニメならではの臨場感で何倍もの感動を与えてくれました。

なんといっても、最終回のエンディング「二千年…若しくは…二万年後の君へ…」の素晴らしさ。

感動して何回も見直しました!

本記事は、進撃の巨人のエンディング「二千年…若しくは…二万年後の君へ…」の歌詞をゆっくり紐解いていこうと思います。

歌詞解釈

前半:ミカサの心情

  • ミカサのエレンへの深い愛情と喪失感

    • 「二千年…若しくは…二万年後の君へ…」:遠く未来にいるであろうエレンへの想いを歌っている。

    • 「弔いの花の名前も知らずに 飛び去りし鳥の遺したあとに 草木は芽吹き 今年もまた春が来る 冬を置き去りに」:エレンが亡くなった後の世界を表現。ミカサはエレンの死を受け入れられず、深い悲しみに暮れている。

    • 「巡る季節に 恨み歌えど あなたは二度と帰ってこない 最後の口づけを 赤く染めたのは私 他の誰でもない」:エレンへの想いを募らせていくミカサ。しかし、エレンは二度と帰ってこない。

    • 「震える首筋を 包み込む温もり 私は何度でも この寒さに立ち向かう 戦えと戦えと 繰り返すあなたの言葉 今でも絶えず まだ響いてる」:エレンが巻いてくれたマフラーを思い出し、エレンの言葉を胸に強く生きようと決意するミカサ。

  • 穏やかな日々を送るも、真実の愛を誰にも告げられずに逝く

    • 「時が運んだ 穏やかな日々 手向けた花のように 秘めた言葉は 誰にも告げず逝く」:エレンがいないながらも、ミカサは穏やかな日々を送る。しかし、エレンへの想いを誰にも告げられずに逝くことを暗示している。

    • 「レクイエム レクイエム 棺には君が愛した花を 罪を許すなら 暁よ照らせ」:エレンへの鎮魂歌を歌い、エレンへの罪悪感と許しを求めるミカサ。

後半:ミカサ達がいなくなった後の世界

  • 人類の歴史は繰り返される

    • 「Die Welt das Schwert des Jungen zerbrochen hat Wird die Spize des Wolkenkratzers erreichen Und auf den Turmbau zu Babel lachend herunterblicken Hass und Sorge sind eine zweischneidige Ebene Die Geschichte wiederholt sich」:エレンの剣(復讐心)によって世界は壊れたが、再び新たな文明が築かれ、歴史は繰り返される。

    • 「産めよ増やせよと 大地に満ちて 鋼鉄ん鳥を空を放った 自由は紅蓮の弓矢になって 何度も繰り返す」:人類は繁栄し、文明を発展させていく。しかし、自由を求める戦いも繰り返され、歴史は繰り返される。

    • 「投げ返す石を捨てられずにいる 臆病な人類が見上げた空 流星に似た 冥府の弓矢 歴史は繰り返す そしてまた無になる」:人類は復讐という名の石を捨てられず、再び争いが起こる。そして、文明は滅びる。

  • 希望の光と、繰り返されるのかもしれない絶望

    • 「聴こえるか?モリを出ろ 何度道に迷っても 焼け野原には草木は芽吹いた 文明が持つ影と光 総てを見ていた 大樹の洞で 君は何を識る?」:長い年月を経て、再び世界は緑に覆われる。しかし、文明の栄枯盛衰を繰り返してきた歴史を目の当たりにした少年は、何を思うのか?

    • 「二千年…若しくは…二万年後の君へ…」:エンディングはエレンの言葉で締めくくられる。希望の光を感じさせる一方で、人類の歴史が繰り返されるのかもしれない絶望も感じさせる。

エンディングの感想

ミカサのエレンへの深い愛情と喪失感、そして人類の歴史が繰り返されるという絶望と希望が描かれた、非常に奥深いエンディングでした。

映像と音楽も素晴らしく、何度も見直したくなる作品です。

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