「十一人の賊軍」のネタバレ,あらすじ,感想を詳しく紹介
映画「十一人の賊軍」:あらすじ、ネタバレ、感想
概要
映画「十一人の賊軍」は、1868年(明治元年)戊辰戦争勃発時の新発田藩(現・新潟県新発田市)を舞台に、奥羽越列藩同盟軍への裏切りを描いた作品です。監督は白石和彌、脚本は池上純哉が務め、山田孝之、仲野太賀、尾上右近、鞘師里保ら豪華俳優陣が出演しています。
あらすじ
明治維新の戦乱の中、新発田藩は奥羽越列藩同盟軍に加担していました。しかし、家老・溝口内匠(阿部サダオ)の策略により、新発田藩は裏切り、旧幕府軍に寝返ることとなります。しかし、新発田藩兵は反発し、内匠に立ち向かいます。
一方、新発田藩内の牢獄には、様々な罪で投獄された11人の男たちがいました。彼らには、決死隊として戦場に行けば無罪放免となるという条件が提示されます。罪人たちの中には、女房を寝取られた恨みから藩士を殺害した駕籠屋の政(山田孝之)、イカサマ博徒の赤丹(尾上右近)、女郎のなつ(鞘師里保)など、個性的な人物たちが揃っていました。
こうして、11人の罪人たちは、新発田藩を守るために戦場へと向かうのでした。
ネタバレ
11人の決死隊
政(山田孝之):女房を寝取られた恨みから藩士を殺害した駕籠屋
赤丹(尾上右近):武士から金を巻き上げたイカサマ博徒
なつ(鞘師里保):自分を捨てた男の家に火をつけた女郎
ノロ(佐久本宝):花火師の息子
僧侶(千原せいじ)
おろしや(岡山天音):おろしや(ロシア)へ密航を試みた医師の倅
三途(松浦祐也):一家心中を試みるも自分だけ死ねずお縄になった農民
二枚目(一ノ瀬颯):侍の女房と恋仲になり死罪になった新発田の色男
辻斬(小柳亮太):つじ斬りで複数人を殺害した浪人
爺っつぁん(本山力):長州出身の剣術家で、新発田で強盗殺人をはたらいた老人
その他主要人物
鷲尾兵士郎(仲野太賀):新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に身を置く剣術道場の道場主
仙石善右エ門(音尾琢真):新発田藩藩士
溝口内匠(阿部サダオ):新発田藩の実権を掌握する城代家老
入江数馬(野村周平):内匠の腹心で娘婿の決死隊隊長
山縣狂介(玉木宏):元官軍先鋒総督府・参謀
感想
映画「十一人の賊軍」は、豪華俳優陣が演じる個性的なキャラクターたちと、迫力満点のアクションシーンが魅力の作品です。
山田孝之演じる主人公・政は、女房を寝取られた恨みから藩士を殺害したという過去を持つ複雑な人物です。しかし、戦場での経験を通して、次第に仲間との絆を深め、成長していく姿が印象的です。
また、仲野太賀演じる鷲尾兵士郎は、新発田藩のために罪人たちと共に戦う正義感あふれる人物です。山田孝之と仲野太賀の二人が織りなすバディ感も見どころの一つです。
さらに、尾上右近、鞘師里保、佐久本宝ら脇を固める俳優陣もそれぞれ存在感のある演技を見せており、物語に深みを与えています。
アクションシーンも非常に迫力満点で、特にクライマックスシーンの戦闘シーンは必見です。
明治維新という激動の時代を舞台に、罪人たちが命をかけて戦う姿を描いた人間ドラマとして、非常に見応えのある作品と言えるでしょう。
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