会話って難しい

1週間くらい、料理店で住み込みで働いていた。
時々、外国人も働きに来るお店。
私の訪れた3日後くらいに、ポーランドから女の子がやって来た。
目がパッチリしていて、色白で、金髪で、そしていつもにこやか!
とてもキラキラしていた。
店のママさんが、近所の銭湯に行った時「良い子で良かったわ~。うんともすんとも言わない子が一番困る。明るいのが一番よ」と言っていた。
外国人を多く受け入れているママにとって、日本語がわからず、意思疎通ができない外国人は困るという意味だと解釈していたけれど、それだけでないんだと後で気づく。

「明るいのが一番」=満足させてくれるリアクション・・?
ママさんに最終日の前日、「1週間どうだった?」と聞かれた。
「楽しかったです、色々な経験ができました!」具体性に欠けるなあと思いながら、必死にコメント。
最終日にも「で、一週間どうだった?」と同じ質問をされた。
ママは何を求めていたのだろう。
何が楽しかったのか伝えたら、満足してもらえたのかもしれない。
出してもらった食事が美味しかったら「美味しい!」と目を合わせて、はきはきと笑顔で伝えたら、喜んでくれたのかもしれない。
「ママさん、良くしてくれてありがとう!」そんな気持ちを毎日表現できたら、満足してくれたのかな・・。う~ん。

リアクションって大事なんだなと思いながら家に帰った翌日、テレビを見ていると、「こういう人っていやだ」というのをテーマに街角インタビューをしていた。
会話をしていて、「うんうん」と何回もうなづく人が嫌という人がいた。うんが多いとかえって、「聞いてるの?」という気持ちになるらしい。
ある人は「やっぱり」という言葉を使う人が嫌だと言っていた。
え、嫌なの・・?

「やっぱり」という言葉も、「うんうん」もよく言う。
相手の話を聞いてますよとか、共感していますよ、という意思が伝わるような気がするから。でも、聞いてる相手は良い気持ちではないらしい・・。

受け答えって難しいと思う今日この頃。
一緒に話している相手には良い気持ちでいてもらいたい。

一緒にいるだけで、ほっとする、心地よい人も中にはいる。
言葉はいらない。ノンバーバルコミュニケーション?
そしたらもう、究極、相性なのではないか。
言葉以外の、空気感というか・・。
どんな人とでも一緒に居るだけで、心地よく感じてもらえる相性の持ち主
だったらいいな~。



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