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短歌「マーブル」朝靄

どこまでも続く朝靄ミルク色
     勇者よここは始まりの町

 濃い朝靄に包まれた中、いつものように車を走らせるといつもの街並みじゃないみたいで。
 
 一瞬、ゲームの世界みたいだな~、RPGだなこれはって思った。
 飛び出してくるだろう雑魚キャラに気をつけなければ。

 慣れた道でも安全運転、近づかなければ信号機の色も見えない。
 でも、靄がかかる道路は異世界への道みたいに見え、怖いような面白いような気分でハンドルを握る。

 勇者はこれから始まりの町にある自宅に帰り、洗濯物を干すミッションをこなすのだ。
 
 

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