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うつ病アラサー会社員の「うつ消し実験」~精神科カウンセリング編~

うつ病アラサー会社員が、気分の浮き沈みのある自分と向き合うために行っている試行錯誤(「うつ消し実験」)の数々を紹介する記事。今回は、精神科カウンセリングの受診体験を紹介する。

【精神科カウンセリング】
私の通っている病院では、1回50分3300円(保険適用外)で毎回同じ担当カウンセラーで、患者ごとに決められた週単位のコマでカウンセリングを受けることができる。私の場合は、隔週水曜日9時開始の枠でカウンセリングを受けている。この記事の執筆時点では、隔週1回のカウンセリングを約1年半続けている状況である。(私の通院する病院では、オンラインでも対応可能のため、私の場合は、2回に1回はオンラインで実施している。)
私は会社員であるが、会社にあるフレックスタイム制のような制度を利用して、カウンセリングのある日は就業開始時刻を遅くしてもらうことについて会社から合意を得ているため、平日でも定期的なカウンセリング受診が可能となっている。(精神科のカウンセリングであることは一部の上司や人事担当にしか知らせておらず、他の職場のメンバーには「定期的な通院」と公表している。)
新規でカウンセリングを申し込むときに注意が必要なのは、予約を取るまでに期間がかかることがあることである。私の場合は、予約待ち4か月でやっとカウンセリングを受診できることになった。
毎回のカウンセリングの内容について説明する。カウンセラーからは、毎回のカウンセリング開始時に「いま頭に浮かんでくることを自由に話してください」と促される。私の場合、前回のカウンセリングから今回までの間に浮かんできた心のモヤモヤを事前にメモして持参することもあれば、その場で思いついたことをそのまま話すこともある。隔週でカウンセリングを受けていると、前回は気分が良かったが今回は気分があまり良くない、またはその逆になることがあること(だいたい2週間ごとに気分が変わること)に気付かされる。私の話した内容を受けて、カウンセラーからは前回までの話を踏まえたフィードバッグをもらえる。自分の話を心理の専門家である第3者から客観的に聞いてもらえることは有用であると感じる。
ただし、カウンセリングは薬と違って即効性があまりないので、根気強く通い続けなければならないことが難点である。時には、「私を傷付けた相手が悪いのに、なぜ私がお金と時間をかけてカウンセリングに通わなければならないのか」などと思ってしまうこともある。心が動いた体験を話さなければならないので、カウンセリングを受けた後に余計に疲れてしまうこともある。カウンセリングとカウンセリングの間に2週間の期間が空いてしまうので、その間に気持ちが高ぶって誰かと話したくなってしまったときには、自治体などが運営する無料の電話カウンセリングに緊急で頼ってしまうこともある。
効果がすぐに出てこないのはつらいが、それでも私はあきらめず、カウンセリングを続けていこうと思う。

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