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いつでもどこでもリラックス 半眼リラクセーション

リラクセーション方法をお伝え

 ・肝心な時に緊張してしまう
 ・リラックスがうまくできない
 ・もっと集中力を身につけたい
 そんな悩みはありませんか?
 現代社会はストレス社会とも呼ばれています。いかにストレスを和らげ、リラックス状態を作り出せるか。現代社会を生きる上で大切な能力です。
 今回は、どこでも簡単にリラックスできる方法をお伝えしたいと思います。

なぜリラックスできないのか

 人間には、目的のために最適な意識状態というものが存在します。
 想像してみてください。
ハイキングの途中、前方からクマが大きな声をあげながら、猛ダッシュで襲ってきました。当然、あなたは一目散に逃げなければなりません。そのときの意識は、覚醒状態にあり、余計な思考が介入する余地はありません。アドレナリンを過剰に分泌し、ただ逃げることに集中したストレス状態です。
 逆に、一日の終わり、お風呂でゆっくりしているときは、体は緩み、精神的にリラックスした状態にあります。
 このように、人間には状況の目的に合わせた意識状態が存在します。
 しかし、現代人はこの意識状態を、上手にコントロールすることができなくなっています。スマホやパソコンなどはブルーライトが強く、コンテンツも意識状態を覚醒させる作りになっています。四六時中、覚醒状態にあり、リラックスできる環境がなかなか確保できない状況にあります。

意識状態をコントロールする

 これまで挙げた例では、意識状態の変化は、環境によって無意識的に引き起こされていました。
 しかし、人間には自由意志が存在します。意志の力をもって、意識状態をコントロールすることが可能です。束の間の休憩時間に、脳をリラックス状態にすることで、心身ともに回復させることができます。仕事や勉強など、集中力を高めることで、短時間で高いパフォーマンスを発揮することができます。
 意識状態をコントロールするテクニックを身につけ、いつでもどこでも最適な意識状態でいることが大切です。

どのようにコントロールするか

 今回は、意識状態をコントロールするスイッチとして、「目」に注目していきます。
 目と意識状態は深い関係にあります。
 もう少しで寝てしまいそうな、とても気持ちいいまどろみの状態。みなさんも経験があるでしょう。あの心地よい感覚です。そのとき、目は半開き(半眼)、顔の筋肉は緩みリラックスした状態にあると思います。
 【リラックスした心地よい状態→半眼】であるならば、【半眼→リラックスした心地よい状態】とも言えます。

 つまり、半眼状態になれば、リラックス状態を作り出すことができます

 半眼状態を作り出すと、目や眉間の辺りの血流が上がり暖かくなってきます。私はこの状態を「目に気が集まっている」と表現しています。目に気が集まると、とにかく気持ちがいいです。常に温泉に浸かっているような気分になり、極上の幸福感を味わえます。
 目に意識を集中させるだけなので、お金もかかりませんし、場所も問いません。練習を重ねると、瞬時に意識状態をコントロールし、リラックスすることが可能となります。コスパ、タイパともに高いリラクセーション方法といえます。

さっそくやってみよう

 それではさっそく練習を始めましょう。
3つのステップに分け、半眼リラクセーションのテクニックを身につけます。

1 慣れ親しんだ環境に身を置く
2 目を半開きにし、焦点をぼやけさせる
3 深呼吸しながら全身の力を抜く


1  慣れ親しんだ環境に身を置く
 自宅のソファ、お風呂、車の中(運転中はNG)など、普段あなたが、最もリラックスできる環境に身を置きましょう。最終的なゴールは、場所や時間を問わず、リラックスできるテクニックを身につけることですが、初期の段階では、慣れ親しんだ環境から練習を始めましょう。

2 目を半開きにし、焦点をぼやけさせる
 まずは、今の目の開き具合や、眼球への力の入り具合を観察します。次に、今の目の開き、力の具合を50%まで落とします。目の焦点はなるべく遠くに置き、ぼやけさせることを意識します。

3 深呼吸しながら全身の力を抜く
 2の段階で、かなりのリラックス状態になったと思いますが、さらにリラックスを深めていきます。半眼状態を維持したまま、深呼吸をくりかえします。とくに特殊な呼吸を行う必要はありませんが、息を吐くタイミングで全身の力を抜くよう意識すると、スムーズにリラックス状態へと誘われます。

 以上の3ステップを毎日5分ほど繰り返してください。とはいっても、気持ちよくて楽しいので、時間はいくら行っても構いません。無理はせず、楽しんで行ってください。

意識状態のコントロールが自由自在に

 半眼リラクセーションのスキルが上がってくると、目の力加減を調整することで、意識状態を自由自在にコントロールすることが可能となります。
 目を見開き、眉間の辺りに力を入れると、視界がはっきりし覚醒状態を感じられます。当然ながら、目を閉じることで睡眠状態に近くなり、スムーズに眠ることができます。

ゾーンの目

 スポーツ選手が、極限の集中力を発揮している状態を「ゾーン」などと呼んだりします。この「ゾーン」も目の状態をコントロールすることで再現可能となります。
 方法は、まず趣味、ゲームやスポーツなどで集中力を極限まで高めます。好きなことをやっているときが、最も自然に集中力が上がりやすいです。半眼リラクセーションのスキルを身につければ集中力は自ずと上がっています。集中力が高まり、「これがゾーンの状態かもな」と感じたら、そのときの目の状態を観察し、記憶します。その後は、仕事や勉強で、ゾーンに入りたいとき、「ゾーンの目」を再現すれば、いつでもゾーンに入ることができます。再現すればするほどゾーンの深さは深まっていき、かなりの集中状態を狙って出せるようになります。

ストレスと上手に向き合う

 さきほど、現代社会は、なかなかリラックスができない状況にあると述べました。過度なストレスは心身を苦しめます。今回紹介した、半眼リラクセーションにより、一時的なリラックスは手に入れられることでしょう。しかし、心身を苦しめるほどの過度なストレスは、根本から対処する必要があります。やりたくもない仕事を、生活のためだからと、いやいや続けていては、それはストレスも溜まります。自分には能力がないからと、一歩踏み出せずにいては、一生ストレスを感じる人生に甘んじてしまうことになってしまいます。
 今回の記事では、自由自在にゾーンに入る方法も紹介しました。ぜひこの方法をマスターし、あなたのスキルアップに役立ててほしいと思っています。
 過度なストレスは心身を苦しめますが、適度なストレスは自身を成長させてくれます。
 ぜひ、あなたの「目」を通して、真の意味でのストレスフリー生活を送ってほしいと心から願います。




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