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返済は続くよいつまでも、でもその先に向かって・・・

68回払いの任意整理の生活も、残り11回

ラッパーのGADOROの「クズ」という曲で

「マイナスが多すぎて0すらみえないんだ」って詩があるんだが、返済当初から3年目くらいまではまさにこの状態だった。

そのころは先のことや将来のことを考えては打ち消すを繰り返し、目の前の状況を少しでも改善できるように必死だった。

目の前の状況を改善させるためには、固定費や大きな支出を見直すのが一番ではあるが、思い切ったことをやると長続きせず頓挫し、結局のところ精神的なダメージのみが残るのみだった。

3年目の返済が終わるころ、ようやく残債が半分くらいになり先のことを考えられるようになってきた。

そうはいってももう借金ができる身ではないのである。もちろんリボ払いもできない。やはりやるべきことは目の前の状況を改善させることだった。

思い切った固定費の削減は何度も頓挫しているので、自分の日々の生活を見直すことだった。

完済後の新たな人生に向けて取り組まなくてはいけないのは、貯金である。

貯金をする方法は、収入を増やすか、支出を減らすか、やることは単純である。

収入が増える見込みはないので、日々の暮らしを見直して生活費を削減し現金を増やす方法にした。

大きな固定費の削減は頓挫したりいろいろあったが、生活費の見直しはやってみたら割と簡単だった。

見直す前は無計画にお金を使っていたので日々2500円~3000円は使っていたと思う。

この日々の支出を1日いくらまでと予算を作り、無計画の日々を計画に落とし込んだ。

計画にする際に自身の行動を見直し、無理のない範囲で修正を行った。

そうすると、平日の支出は1500円に収まることが判明。

行動修正前

・朝食⇒600円

・会社出社後のコーヒー⇒130円

・昼食⇒500円

・昼食後の飲料⇒130円

・間食⇒200円

・間食後の飲料⇒130円

・帰宅途中カフェなど立ち寄り⇒300円

・夕食⇒800円

合計 2790円

行動修正後

・朝食⇒600円⇒自炊へ変更⇒材料300円程度

・会社出社後のコーヒー⇒130円⇒廃止、⇒インスタントコーヒーなど用意し、会社のウォーターサーバーで淹れる

・昼食⇒500円⇒変更なし

・昼食後の飲料⇒130円⇒廃止、⇒インスタントコーヒーなど用意し、会社のウォーターサーバーで淹れる

・間食⇒200円⇒廃止⇒ついでにダイエット

・間食後の飲料⇒130円⇒廃止、⇒インスタントコーヒーなど用意し、会社のウォーターサーバーで淹れる

・帰宅途中カフェなど立ち寄り⇒300円⇒廃止⇒コーヒー飲みたきゃ家で飲む

・夕食⇒800円⇒自炊へ変更⇒材料400円程度(ヤオコーで19時過ぎに行くととにかく安い)

合計 1200円

ざっくりだがこんな感じである。

平日を20日として計算すると、この行動の修正だけで3万程度浮かせることができるのである。

当然光熱費は上昇するがそれでも2万以上浮かせることができている。

この行動修正はまったく無理なことはしてなく、制限によるストレスはまったくない。

浮いたお金はどうするのかというと、使うことはなく、行動の変化により作られたお金なので日々の生活で使い道がないのである。

よってこれは貯金へと回る。

それを1年とかやってると結構貯まり始める。

よって緊急時のための念のため貯金だけ残して、あとは老後のための資金として月々23000円Idecoに投資することができた。

固定費の見直しは大切だけど、それよりも日々の生活、そしてその中から小さな支出の削る積み重ねが結構大切なことなんだなと感じたことがこの任意整理の収穫かもしれない。

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