個人的 換気扇恐怖症まとめ

思い返せば物心ついた頃から、親の車の中でトンネル内のジェットファンを見るとすぐさま目を瞑り、ギュッと縮こまる…そんな子供でした。
「換気扇恐怖症」という名で私以外にも同様の対象物に対して恐怖心を持つ方がいることをここ2,3年前に知り、それ以来は必要に応じてそのように説明するようになりました。

換気扇恐怖症って何?という方は、まず下記の記事を参考にしてください。

この記事では主に下記の2テーマについてまとめてみます。

  • 個人的 恐怖対象の空調設備

  • 街中でそれらに出会った時の対処法


個人的 恐怖対象の空調設備

見た目からふんわり分類します。

  1. 扇風機のようにファンが剥き出しで見えるもの。

  2. ファンは外装に隠れていて見えないが、風が出入りしているもの。かつ、内部の空気の通り道があまり見えないもの。

  3. ファンは外装に見えないが、風が出入りしているもの。かつ、内部の空気の通り道がよく見えるもの。

  4. 家庭用エアコン

  5. 手持ち扇風機

4, 5はそのままな気がしますが、後で気が向いたら言い換えます。
これらの1-5について、具体例と見かけたことのある設置場所、個人的な恐怖レベルの観点で掘り下げていきます。
この記事では、著者の私が下記で挙げる換気扇たちの画像を見るのは当然のこと、画像をに触れることすらも嫌悪感があるため文章で説明することにしました。


1.扇風機のようにファンが剥き出しで見えるもの

①王道の換気扇、紐がついていることもある
②ファンデリア(古めの電車内の天井に取り付けられている扇風機)
③トンネルのジェットファン

〈設置場所〉
①古い建物の御手洗や厨房の天井付近の壁
②バスの最後列や古めの列車内の天井にある。黄ばんでいたり埃をかぶっていることが多い。古いビル内のエレベーター天井に取り付けられていることもある。
③トンネル内の天井
〈恐怖レベル〉
★★★★☆ Lv.4

2.ファンは外装に隠れていて見えないが、風が出入りしているもの。かつ、内部の空気の通り道があまり見えないもの。

①アネモ(丸、角)
②細かい格子の蓋の奥にファンがうっすら見える換気扇

〈設置場所〉
①比較的古そうな商業ビルには黄ばんだアネモ、新しいビルでは黒く塗装されているアネモ等もよく見かける。映画館や水族館などの高い天井にも。
②風呂場や御手洗、ビルなど様々な建築物の天井にある。
〈恐怖レベル〉
★★★★★ Lv.5

3.ファンは見えないが、風が出入りしているもの。かつ、内部の空気の通り道がよく見えるもの。

①スリットの幅が広く、奥が真っ暗で様子が見えないもの
②排気口が剥き出しのダクト

〈設置場所〉
①地下鉄の駅の通路やホテルの客室天井などで壁に埋め込まれたものを見かける。
②飲食店の厨房裏
〈恐怖レベル〉
★★★★★ Lv.5

4.家庭用エアコン

○畳用など記載されて販売されているもの、縦型の据え置きタイプもある

〈設置場所〉各家庭
〈恐怖レベル〉
★★☆☆☆ Lv.2

5.手持ち扇風機

  • 数年前から量販店や100円均一ショップでも見かけるようになった手持ちor首掛けタイプの小型扇風機

〈設置場所〉-
〈恐怖レベル〉
★☆☆☆☆ Lv.1

自宅、公共交通機関、店舗、職場等、ありとあらゆる場所で恐怖を日々感じていることを再認識してしまいました。


街中でそれらに出会った時の対処法

前項では、何もない荒野で生きる以外には出会わない術が無いと分かりました。
しかし、そのような暮らしはただの会社員の私には到底困難です。
日々の暮らしでどのように恐怖心と戦い、逃げているのかをお伝えします。

case1 「ビルの中にアネモがあったら」

ショッピングモールやスーパーマーケット、駅の天井など、かなりの高頻度で遭遇します。
基本的に、アネモが無い店舗や駅で代替出来るのであればそうします。これは以降のcaseでも同様です。

ただし、それが叶わない場合には
①帽子を被る
②アネモの真下の道を避けて歩く
で対処します。

ここ数年で気づいたのですが、私が換気扇恐怖症だと感じる最大のポイントは「対象物から出てくる風に触れたくない」ということです。
換気扇恐怖症だという方の恐怖を感じるポイントで「ファンが回る音」や「対象物のビジュアル」を挙げていらっしゃる例を見聞きしたことがあります。
これは個人差があるはずですので、私のような事例もあるのだろうと勝手に解釈しています。
つまり、先の対処法①②は、風に触れないようにするための対処です。簡易的ながら、最も効果がある方法です。

また、アネモではないですが①の応用として、屋外から地下に繋がるエレベーター内の空調を避けるために、傘をさしてみた事があります。
当日は雨だったのと、他に乗員が居なかったこともあり、傘を極限まで窄めて試してみました。
人目を気にしなければかなり効果的だと思います。人目が気になるのでもうやりません…監視カメラをモニタリングしていた方が居れば、?と思われたことでしょう…

case2「遠出する時」

電車やバスなどの公共交通機関を乗り継ぎ、ホテルや旅館に泊まるような場合について考えます。この時はある程度目的地と宿泊先を先に決めておくので、事前に調査することができます。

有難いことに最近は、駅名やホテル名で画像検索すると駅のホームや客室、水周りの換気扇情報を入手出来ることが多いので便利です。
ただし、その代わりに時間や料金の都合が良いルートを辿れなかったりするので、良いことばかりではありません。
迂回ルートが無い場合は、先述の帽子や最後の手段「天井を見ない」で乗り切ります。

宿泊先を選ぶ際、それほど価格帯を上げずともバス・トイレ別の部屋を選べるのであればその様にしますが、ユニットバスを選ばざるを得ないことも多いです。
この場合は必ず頭上に換気扇が設置されているため、天井が少しでも高い部屋を選びます。
また、入浴中は換気扇を切り、天井を全く見ないことで対応します。
天井をまじまじと見なければ良いのかもしれませんが、もう手遅れです。

case3「カラオケの個室内にも換気扇はある」

今後のnoteで述べるかもしれませんが、少なくとも月2~4回カラオケに行きます。大概ヒトカラです。お世辞にも上手いとは言えないので、1人で同じ曲を3回連続予約しても良いくらいの空気感で気兼ねなく歌うのが好きです。
それはさておき、防音性の高い個室であるカラオケにはスリットタイプまたは格子タイプの蓋がついた通気口が大抵あります。
また、1人で来店した際には家庭用エアコンが設置されているような規模間の部屋に通されることが多いです。
当然出入りする際には換気扇の真下を避けて歩き、着席する席にも気を使います。
ただし、歌いに来てるので歌詞が表示されるモニターは見たいです。傍から見るとそんな所に座らなくてもいいのに…という席に座らなければならない時も多く、首が痛い。
ドリンクバーや御手洗のある場所までの廊下天井に明らかに通行が困難なレベルの換気扇がある場合もあります。
この時は利用を諦めます。


まとめ

総じて古い建築物、乗り物の天井が怖くて生きづらいです。
苦手なタイプの換気扇は比較的古い設備であることが多いのですが、旅行やレトロなスポットに出かけること自体は好きなので苦労しています。
対策について、case1-3までまとめてみましたが結局のところ
「身体を覆う・避ける・見ない」
の3パターンぐらいしかないのかもしれません。
なにかのきっかけで恐怖症を克服、軽減できる日までこの挙動不審な生活を続けていくと思います。
そのような人に出会った際、ご家族ご友人がそうであった際には、「そんな事気にしなくていい」など助言するのではなく、ただ傾聴するだけで良いと思います。
少なくとも私は後者の方が心が休まります。

最後に、もし業務用空調の開発者、企画担当者の方がこちらのnoteに目を通された場合には、そのような恐怖症のユーザーも居るということを頭の片隅に入れておいていただければ非常にありがたいです。
個人的には、天井の表面に空調の機材が明らかに剥き出しで見えていないのに、涼しかったり暖かく感じるような環境になれば良いなと思っています。


P.S.
探せばいくらでも先人が居る内容ですが、あくまでも個人的に普段考えていることを綴ってみました。
初めての投稿が恐怖症とは…

なんやかんやnoteのアカウントを作成してから、投稿しようと思ったネタはいくつかありました。しかし、それらは青い鳥に乗って中途半端に放り出されてしまいました。

この記事を読んで、こんな恐怖症に対してこんな行動しちゃってるのは私だけなのかな…と思う方の支え?になればと思います。
変なやつおるなと思ってもらっても、もちろん構いません。



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