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『科学は死んだ』
20世紀は「科学の時代」と言われましたが……
21世紀は「非科学の時代」あるいは「迷信と利権の時代」となりそうです。
「暗黒の中世」に逆戻り。
我々は先人が苦労の末に手に入れた貴重な財産を、ほんのはした金で、いとも簡単に売り払ってしまいました。
ニーチェ風に言うなら
『科学は死んだ』
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記事では、対照群(プラセボ群)が「有効成分を含まない薬を服用する不利益」を被ると評していますが、そもそも与えられる薬に本当に「有効成分」が含まれているのか、思わぬ副作用がないのかを調べるのが対照実験です。
「開発された新薬はすべて有効」であるかのような記載は、明らかにミスリード。
厚労省は、国民の安心・安全など眼中になく、製薬企業に対する便宜しか考えていません。他人の健康と引き換えに、どうしても「高給の天下り」を手に入れたいのでしょう。
「難病なら、ある程度のリスクはやむを得ない」という考え方には納得できる部分もありますが、なあに、いったんハードルが下がれば、あとはなし崩し。我も我もと、難病治療薬以外も「対照実験なし」が標準化されるのは確実。
今回の「パンデミックごっこ」で、それが見事に証明されました。
しかも、製薬企業の暴走にブレーキをかけるはずの各国の保健担当部署が、逆にアクセルべた踏み状態になったのです。
これからは、どんな薬も「安全性確認いっさいなし」で販売・流通するようになります。
「暗黒の中世」に「医師」を自称する連中が、単なる思いつきの怪しい「薬」を「特効薬」と称して(実際は毒になるものも多かった)高額で販売しまくったのと同じ。
要するに、21世紀は再び「瀉血」がゴールデンスタンダードになるということです。
では、22世紀は?
いや、恐らく人類に次の世紀は訪れないでしょうね。
私ごときの力では、どうすることもできません。
私にできることは、日々知識を積み重ね、今や「絶滅危惧種」となった「文明人」として、残る生をまっとうすることくらいです。
※「医療」と「魔術」が同一視されていた時代の悪夢に興味を持たれた方には、
『ペスト』 著ダニエル・デフォー(中公文庫)
※アルベール・カミュの『ペスト』でなし
『感染地図』 著スティーヴン・ジョンソン(河出文庫)
『代替医療解剖』 著サイモン・シン(新潮文庫)
『世にも奇妙な人体実験の歴史』 著トレヴァー・ノートン(文春文庫)
などをお薦めします。
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