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自分の感情に正直であること

自分の感情に正直に生きてきた。
それが大事な事だと思ってきた。
でも、それが一番大事な事ではないと気づく。

何よりも大切なのは冷静さだ。
冷静な判断、冷静な行動。

それこそ、優秀な大人だろう。

そんな大人になりたい。
そう思う。

…んな訳ない。

そんな事をしたら、自分の良さが潰される。
研ぎ澄まされた感性。
突拍子もない言動。
奇抜なアイディア。
個性的な生き方。
それこそ我が情熱。

なので、一生落ち着いた大人にはなれません。
一体どうしたらいいのでしょうか。
社会は求めてくるんです。
落ち着いた大人である事を。
見た目も心も行動も、そういう大人である事を。

冷静で落ち着いた大人は、シックでエレガントな
見た目をし、ある程度質の良い物を持ち、
何だか妙に安定感のあるファミリーを持ち、
家を持ち、車を持ち、冠婚葬祭に慣れており、
ある程度地位のあるポジションを保ち、またそのような
人たちと集い、実用性のある会話をし、規則正しい生活と
安定した精神を保ち、将来を考えながら溌剌と
生きている。
そういう大人が中心となって社会をまわしている。

では、そうじゃない人間は何なのか。

子どもだ。
子どもに違いない。
大人になれない子どもだ。

それで良いのか?
それでも自分の感情に正直に生きるのか?

いや、そろそろ大人にならなければ。
社会のお荷物になってしまう。
そろそろ潮時。
ちゃんとしよう。

…なーんて。

こんな風に考えて、急激に老けた気がするのは
気のせいだろうか…
あ。
子どもである上にひねくれ者だ。

もはや正直者でもないのである。








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