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たくさんの服を安く購入できて、
有難い時代になったなと思う。
しかし、大量に捨てられる服や、
低賃金で働く多くの人が居ることには
心が痛む。

有難いと思う陰には、どうしたもんかな
と頭を悩ます事実がある。
楽しい反面、悲しい。

服に限らずさまざまなことに言えるだろう。
勿論、自分もある一面で、誰かの悲しみの
対象になっているかもしれない。
知らなければ、プライドは傷つかない。

日々、トイレの電気の消し忘れを気にしながら
地球の為の節電をしていても、
豪華クルーズ船では大量のエネルギーを使用している
と聞けば、一体何が節エネルギーなのかと悩む。
エアコンを我慢して亡くなる高齢者のその努力は
地球に届いているのだろうか。

悲しき共同生活である。

資源、人材、労力、時間。
『互いに平等だといいな』と言った理想を
掲げているのは一体誰なのだろう。
もはや、この社会は不平等だから、
みんな好き勝手にいきましょう。
と実際のことを言ってほしい。
残念ながら、大体この2000年間ずっと
そんな感じなのだろう。

それが今後どうなるのかは分からない。
AIによって、自動的に平等社会が作り上げられる
かもしれない。しかしながら、日本のビッグデータは
この2000年間のものであり、結局は人間が作った
データであるからして、AIとて、
不平等を続けるのかもしれない。

ただ、言える事は
服を着続ける限り、服とは向き合わなければならない。
現代の日本の暮らしに有難い服たちは、
他の誰を幸せにしているのだろう。
時にはそんな情報を耳にしたいものだ。

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