休み中にやってよかったこと

 こんにちは、しきです。うつで休学中の大学三回生です。今回は、療養をするなかで良かったことをご紹介します。

休学中にやってよかったことまとめ

しんどい時は寝る

 本当にこれに尽きます。ちょっと元気になってきたかな、という時期でも、外出した後なんかはしんどくなることがしばしばあります。そんな時は何時でも寝てしまいましょう。罪悪感を覚える必要はありません。何故なら休みだから。でも、昼間に睡眠薬を飲んでまで寝るのはよくないらしいです(詳しくはお医者様に尋ねてください)。
 寝ることの何がいいって、意識を飛ばせるので嫌なことを考えなくてすむんですよね。ただ、寝転んでいて、どうしても嫌な記憶を思い出してしまうことがあります。そんな時、おすすめなのはタッピングです。太ももを10回くらい軽く叩くだけです。理由は忘れましたけど、これで嫌な記憶がどこかへ行くそうです。よければ試してみてください。個人差はあると思いますが、私はよくやっています。

何も考えない

 これも大事です。SNSも本の内容も、音楽さえも「邪魔じゃ~~!!!」と思う時がありませんか?そんな時は、全ての情報をシャットアウトしましょう。テレビも消します。そして寝転びます。すると大体寝てしまうんですよね。不思議だな~。
 そこまで思うことはなくても、たまーに気がついたときだけでも、何も考えない時間を作ると脳が休まる感じがします。悩みごとやネガティブな考えが浮かんでくる人は、「一時間後に考えるから今はちょっと来んといて」これでいきましょう。
 昔のことを無理に思い出さないというのも、私にとっては良かったのだと思います。こういう時、頭にふと浮かぶ思い出って、ろくな記憶じゃありませんから。忘れちゃえビーム!

 「自分がやらなきゃ」と思っていることを人に頼んでしまうのも良いと思います。案外自分がいなくても世界は回ってしまいます(悪い意味ではなくて)。頑張り過ぎなくても、身を削らなくても良いのです。

読書

 新しい発見や、役立つ考え方を知ることができます。また、自分の認知の歪みに気づくことがあるかもしれません。あとは、単純に暇つぶしになります。漫画や小説は、ジャンルに気を付けないと余計にしんどくなりますので、気をつけてください。芥川賞小説はおすすめしません。元気な時に読むのはいいんですけどね。優しい内容の、まったりできるようなものがいいですね。
 もちろん、「ちょっと元気が出てきたら」でかまいません。私は、読みたいので読んでいます。何か目的があるわけではありません。もともと本を読むのが好きだったので、自然と読みたくなったのでしょう。

紙に書いて考える

 これは休学以前からやっていたことなのですが、「悩んだときは書いて考える」ようにしています。この時のポイントは、感情と事実を分けて書くこと、「それはなぜ?」「どうしたい?」などと質問を重ねていくことです。これで思考を整理することができ、迷っている理由や悩んでいる理由が思い込みかもしれないと疑うことに繋がります。また、本当は自分がどうしたいかを知ることにもなります。私は、この方法で休学するかどうかを決めました。
 また、自分ではどうにもならないことで悩んでしまう時もありますよね。そういう時も、紙に書いて改めて見直すことで、「いや、これ私の問題ちゃうやん」「どうしょうもないやんけ」などと良い意味で諦めることもできます。特に、人間関係で悩んでいる場合は、自分ではなく相手の問題なのに、境界線を越えて悩みに行っていることがあります(私はありました)。自分で解決できるのは自分の問題だけです。この話を本で読んで、私は救われました。これもまたいつかご紹介します。

自分がうつになった経緯を見直す

 先程の話とリンクするのですが、これも書いて整理します。(紙でもデジタルでも可)この時、これまでの自分はどういう風に考えていたか、思考の流れと感情に注目しました。やりたいことを押し込めてないか、感情を抑圧していないか、などと振り返っていくと、現在の自分の状態を客観的に見ることができます。
 しかし、これはすごくしんどい時にはお勧めしません。余計にしんどくなることもあるので。「だいぶ元気になってきたし、これから再発しないためにはどうすればいいかな」と考える時に参考にしてください。

おススメしないことまとめ

過度にSNSを見る

 単純に疲れます。たくさんの情報が入ってくるので、脳が休まりません。また、うっかりネガティブな情報を踏んでしまったときのダメージが、普段の3倍くらいあります。寝込みますよ、そんなん。好きなこと、人に関する情報だけまったり追っていくぐらいがちょうどいいかもしれませんね。

 YouTubeやSNSなどで、自分と同じ精神疾患を持つ患者が情報発信しているのを見かけることも増えてきました。これも、内容によっては避けた方がいいかもしれません。「こうすると私は良くなったよ!」「こういう考え方もあるんだよ」など、有益な情報もあるかもしれません。これは見ていいと思います(参考になるかはおいといて)。
 しかし、愚痴をこぼしたり、不安を煽るような内容であれば、自分もそれに引きずられてしまうこともあります。(明るい話題を受け付けなくなる時もありますけどね。しんどい時に暗い曲を聴きたくなるみたいなもので)「自分だけじゃない」と知ると安心するかもしれませんが、不安が増幅されてしまうのであれば本末転倒です。

焦って勉強しようとする

 ちょっと元気になったとしても、勉強はうまくできないままなこともあります。私はそうでした。「でも、早く大学に戻るためにやらなきゃ」と思う方もいらっしゃると思います。私もそうでした。本音は「ずっと休んでいたい!!」なのに、それに蓋をしていたのでした。「やらなきゃ」というのは ”should”, "must" ですよね?休養中は、そうではなくて、「やりたい」 "want to", "like" を優先した方が良いのだそうです。ということで、私は今、大学の勉強はお休みしています。
 「人間はずっと何もしない状態ではいられないから、ほうっておいてもそのうち何かし始める」のだそうです。『「うつ」の効用』でそんな話がありました。だから、今は何もしなくても、大丈夫。先のことを不安に思う必要はないのです。今はエネルギーを貯める時期だから、十分に充電されれば自然とそれを使いたくなるから、ゆっくりと充電に専念すればよいのだと。これを読んですごく安心しました。

おわりに

 まとめると、休み中は休め!!!ということです。まとめすぎですね。マインドフルネスとかにも手を出そうとしたんですけど、やめちゃいました。それすらも考えたくなかったので。勧められることもありますけど、やりたくなかったらやらなくていいと思いますよ。カウンセリングも、絶対ではありませんから。あくまで、選択肢の一つです。今まで考えていたよりも、世の中、「やりたいか、やりたくないか」で判断していいみたいです。

 ここまで読んでくださってありがとうございます。少しでも、参考になることがあれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?