タキノンオレンジ(模索中)

何かをしようとして出来ていない途中の人。 精神保健福祉士という資格を戯れに持っています…

タキノンオレンジ(模索中)

何かをしようとして出来ていない途中の人。 精神保健福祉士という資格を戯れに持っています。 好きな事は、文学、カルチャー、音楽全般。 文系です。YouTubeもTwitterもやってみたが合わないかった。 ならNOTEだ。よろしくお願いします。

最近の記事

内膜を語る(暴露系がやってきた?)

スノーデンショックと 言われる現実から数年。 暴露系YouTuberまで誕生してますが、 実は暴露というものには、 組織への嫌悪感がそもそもある。 だから世の中上手く生きて、 寄らば大樹の陰と思う、損得と忖度の人には 意味わからんとなるのです。 世の中は変わらないし、 何をしても無駄。 エゴを通して前向き上等、目標三木谷。 モデルのカミさん。可愛い碧眼の子。 素敵な愛人。 まあいささか文学的に描写しましたが。 現状肯定は、実は不安を増大させます。 不安定である状

    • 反出生主義について。

      何を今更という気もするが。 森岡正博あたりが、 上手く輸入した感はある。 だがしかし。 ややおかしである。 本能的に何か ベクトルが違う感。 そう信じていない宗教の 教義問答のような。 (キリスト教の三位一体を理解できるだろうか) なんというか、 思想において、 完全なるペシミズムと ニヒリズムは存在する価値がない。 三島由紀夫るしかないだろう。 つまり、死を求め絶滅を目的とする 言説は意味がない。 だから何を今更と思う。 リチャードローティは、 プラグマ

      • バイオエシックス輸入失敗から

        バイオエシックスという学問が かつてあった、 と言えば怒られそうだが、 生命倫理と翻訳したのは、 上智大学の青木清で 1977年の事だ。 以降、特に二千年以降。 存在感がなくなったように 僕には思える。 手続きとしての医学の倫理は、 ある意味効率と、 マンパワーのバランス程度のことになり、 それは世の中の不景気と密接に結びつく。 定住でよい、もう進歩など良い、 少しづつ停滞する日本社会へ、 などというのは学者先生の 戯言に過ぎなかった。 大学の先生という安住た

        • 困った時の人頼み

          少し間が空きました。 具体的に言えば、スタノヴィッチの本を読みながら、 ヒューリスティクスとバイアスについて 学んだり、乱読をしておりました。 このNOTEは一応続き物なのですが、 (好きをしてくれた方々感謝です) 動機が、 俺たち、心が困ったらどうしよう、 その解説なわけです。 最近YouTubeで、 最低野郎アルファさんの、 トラベルライト心療内科、 という動画があります (おすすめです) が、よく考えたら、これほど、 メンヘラな世の中。 もっと、心療内科がカジ

        内膜を語る(暴露系がやってきた?)

          無駄な仕事をやめられない

          ブルシットジョブという言葉は、 気の利いた人なら聞いた事があると思います。 くそみたいな仕事の意味で、 現代社会を批判する文脈で使われます。 そして、これを提唱した、デヴィッドグレーバーに よれば、案外高収入の仕事で、 専門職と思われる職業の人に そういう意識が強いとの事です (僕はその是非は分かりませんが)。 大体の仕事は嫌なもの、 というのは現実です。 しかしながら、実は、一番仕事において、 大変な事があります。 ドストエフスキーが 最も酷い拷問の例で出して

          無駄な仕事をやめられない

          他人の苦しみへの責任

          という本を読んでいました。 サファリング(苦しみ) を私たちは理解出来るか、 が普通の学者の問いです。 こっちは在野の気楽さで、 こう問うてみたい。 人の苦しみを分かる必要があるのか? という問いです。 例えば、人種差別は悲惨なものです。 それを私たちは同情することもできる。 しかし、差別して笑いものにする 今風コミュニティ(いや、いじってるだけだし) の心地良さと、 人の苦しみに寄り添う生真面目さ。 どっちが気持ち良いのかという 問題です。 自分より弱い人

          他人の苦しみへの責任

          社会学が流行らない

          前回、 アイデンティティと感情労働の話で、 そこから少し、考察する時間を 自分なりに取りました。 アイデンティティは、エリクソンの 心理学用語で、日本では 学生運動の世代の心的状況を 説明するために使われました。 どうして彼らは反抗するのか、 という当時の良識ある大人たちの 疑問を言葉にしようと 色々な言葉が 流行ります。 シラケ世代、無気力、キレる若者。 構造は同じなのです。 自分たちは、もう立派な大人だが、 若者は考えてることが分からん。 つまり、 色々言お

          感情労働を考察する

          感情労働という事を考え、少しまとめる のに時間がかかりました。 マルクスという名前の知れた学者がいます。 彼が資本論という大著で明らかにしようと したのは、そもそも商品と貨幣は なぜ存在するか? そんな根本から考えていて、 そこに含まれる含蓄にはほとほと関心します。 なるほど今流行りのピケティに 言わせると、マルクスの理論には データの裏付けがないと 言うことになりますが、 マルクスが目指したのは、 本当にあるこの世界の分析なのではなく、 こう私たちは世界を捉えている、

          感情労働は当たり前ではない

          感情労働と聞くと、 それな、 と良く見る言葉と思う人もいれば、 小難しい事言うなあと思う人もいるでしょう。 社会学では、新しい造語が造られる事が 多いし、そのウィットみたいな もので、人口に膾炙する可能性は高くなります。 例えば、ウェーバーの、 プログマティズムと資本主義の倫理なんて 名タイトルです。 デュルケムの自殺論の、 アノミー型なんてのもキラーワードです。 上手いことやるな、と関心します (勿論学者としてもすごいのですが) 話が逸れましたが、 感情労働で

          感情労働は当たり前ではない

          過ちは正される事はない。

          急に社会的な事を言うつもりは勿論ないですが。 人類の、人の歴史(最近は人新生とか言うんですか?) は、基本的に過ちの繰り返しです。 奴隷制度、差別、絶滅、兵器製造と 言った大きな事から、 言われなき暴力、 腐敗した役人、 例を上げると切りがないのですが、 人は、過ちを繰り返し、 そして概念を変えて、 同じようにします。 例えば、癒着や不正は、 功利主義的判断と 言い換えれば良いだけです。 女性や子供への暴力は、 思いやりやしつけ、 と言えば良いだけです。 僕が

          過ちは正される事はない。

          人の痛みが分かるだろうか

          これは 僕の個人的な経験ですが、 昔上司だった男の人がいまして、 彼は若い社員で頭痛持ちの男を よく怒鳴ってました。 男が痛いとか抜かすな! と叱責を続け、若い社員は辞めていきました。 数年して、僕は会社を変えて、 久しぶりに会った時、 その上司だった人が、 頭痛に生まれて初めてなったらしく。 頭痛って辛いな。こんなに苦しいとは、 と嘆いてました。 とっくにいびられて辞めた 若い社員が聞いたら どう思うのだろうと僕は思ったものですが。 つまり、本来、痛みはパ

          人の痛みが分かるだろうか

          人の悩みを考えよう

          スピリチュアルな話はしませんので、 ご安心を。 僕自身俗な人間なので、大層な事は言えません。 だけど悩みとはすなわち自分の悩みに なってませんか。 例えば、子育て夫婦がいれば、政治家に求めるのは、 子供対策に集中しますね。 僕はそこにズレがあると感じます。 まず自分の問題と悩みは少し置いて、 周りにいる、ある意見の中で、 自分の考えてみるべき、悩みを考えてみる。 そこで見えてくるのは、なるほど。 自分の悩み第一主義では、人は付いてこない。 意見にならないとい

          人の悩みを考えよう

          心の話について。

          何かを書き始める時って、自分が 一番興味のある事を書くのがすんなり書ける気がします。 心とか、精神というのは不思議で、魂と同じく 実体の無いものです。 しかし、科学的で、正当性もあるとされてます。 精神科医は、精神鑑定という形で、かなり社会全般にも 影響を与えます。 大学には心理学部ってありますね。 でも、それが何なのか、よく分からん、 って言えるのが健全だと思うんです。 僕が、まとめて書いて行きたいのは、 現代の精神医療とか、その状況です。 難しい話ではなくて、