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「とりあえず外に出てバット1回振ってこい!」by 野村克也監督

それにしても毎日暑い!!
外に出ただけでムワッと息苦しくて、どうにも走る気力が湧いてこない。
私の場合はランニング中にウォーキングもはさむ「ゆるラン」であるが、それすらしんどい・・・。

◆◆◆

「今日は走りたくないな、やめておこうかな」と日々思いながら、ずいぶん昔に書店で立ち読みしたこの本を思い出す。

正確には覚えていないけれど、たしかこんなことが書かれていた。

「バットの素振り練習がどうしても嫌でサボりたい日もあるだろう。そんな時は、1回だけ素振りをして帰ってくるつもりで、とにもかくにもバットを持って外に出ることだ。外に出て1回バットを振ってみれば、1回で終わるということはほとんどなくて、結局のところ、素振り練習ができてしまうものである」

◆◆◆

まさに監督のおっしゃる通りで、ランニングもまた然りである。

どうしても走りたくない日も、100メートルだけでも走ってくるつもりで、とにかくランニングウェアを着て、えいっと思いきって外に飛び出してしまえば、その日のランニングは成功したも同然である。

最初は嫌々歩いていても、次第にせっかく外に出てきたんだから走ろうじゃないかと気持ちが上がってきて、100メートルどころか、もっと走れてしまったりする。

◆◆◆

何事においても言えることである。

「食器洗い、面倒くさい」
→まずはコップ1つ洗ってみよう。
→せっかくスポンジに洗剤つけたから、一気に洗ってしまえ。
→終わった~。

「洗濯物をたたむのが億劫」
→ひとまずタオル1枚たたもうか。
→あら、ぜんぶたためちゃった。

「noteの文章、書けそうにない」
→1行だけでも書いてみよう。
→おっ、大体書けた、書けた!

とりあえず最初のアクションだけ起こせば、案外進むものである。
進まなければ、それはそれで良し。少し時間を置いて、またトライすればいい。

◆◆◆

今日も、このところあまり走っていないからランニング行かないとな~と思いながらも、ウダウダしていたが、野村監督の顔を思い出して、とりあえず着替えて外に出てみた。
結局、3キロぐらい走れて、2キロぐらい歩いた。
上出来、上出来!

◆◆◆

「とりあえずバット1回振ってくる」ならぬ、「ちょっくら100メートル走ってくる」の精神で、この夏もこまめに外に出てボチボチ体を動かして、心身のバランスをとっていきたい。

野球はまったく詳しくないけれど、2020年に亡くなられた野村監督の言葉が、現在も私の中で生き続けていることがうれしい。

ちなみに監督、似顔絵が似ていなくてすみません・・・。


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