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新丸子で走って、飲んで、食べてきた

3月16日(土)、ムサコ丸子橋リバーサイドマラソンに参加してきた。

当日はランニングには最高の晴天だった。
睡眠時間は6時間弱と少なめだったけれど、寝起きはそれほど悪くなかった。先月から整骨院に通い始めたおかげか、慢性の腰痛も気にならない。
今回走るのは10kmレースで制限時間は90分。なかなかいい感じで走れそうだ。
開催地へ向かう足取りは軽かった。

◆◆◆

9時15分、いよいよスタート。
毎度のごとく、走り始めて30秒もしないうちに他の参加者たちに大きく差をつけられ、最下位ポジションをがっちり確保してマイペースで進む。

調子よくいけそうと思っていたのに、あれ?なんだか予想外に体が重いぞ。0.8kmぐらいですでに歩きたくなった根性無し(笑)。でもなんとか足を進める。

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ハーハー言いながら、もう少し頑張れば呼吸が楽になって足が軽くなるフェーズに入るからと自分に言い聞かせる。実際、3km地点ぐらいまで来るとその状態がやってきて、少し落ち着いて景色を眺める余裕も出てきた。

河川敷では小学生や中学生の野球チーム、サッカーチームがそれぞれ練習に励んでいる。小学1年生ぐらいの男の子が先輩たちと並び、生真面目にコーチの話を聞いている姿がかわいい。
小学校高学年か中学生のラグビーチームには、男子に交じって女子もいる。かっこいいね。

◆◆◆

楽な状態が続いて油断していたら、再び息が苦しく、足が重いフェーズに入った。うぅ・・・もう歩いてしまいたい。
少しだけウォーキングに切り替えて、その後また走ればいいじゃんという悪魔のささやきが聞こえてくるが、私の場合は一旦歩いてしまったら、再び元のペースで走り続ける気力は出ず、制限時間内にゴールできないのは目に見えている。ぐっとこらえた。

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10kmランはスタート地点から約2.5kmの折り返し地点を回ってスタート地点まで戻るのを2回繰り返してゴールとなる。やっとの思いで1回目を終えようとするところで、運営スタッフの人から「間もなくゴールで~す!」と声をかけられた。
「いや、まだあと1回あるんです・・・」と答えると、一瞬間を置いて「あ・・・あ~~、頑張ってくださ〜い!」と激励され、お互いにハハハ、イヒヒと笑った。

その時点でスタートから50分ぐらい。そうだよね、女性もそれぐらいで10km走る人少なくないよねぇ。自分がいかに遅いかを実感しながら、2往復目に入った。

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目をつぶって無我の境地を目指して走り続ける。すると再びちょっとだけ楽なフェーズに入った。
苦しい、ちょっと楽、また苦しい、またちょっと楽・・・という調子が続く。そうしてなんとかやり過ごす。
ランニングはまるで人生のようだ。

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再び折り返し地点までたどり着き、あと2.5km。残された時間は20分を切っている。このペースでは間に合いそうにないなという落胆と、ギリギリいけるかもという期待が入り混じる。
とにかく歩かずに最後まで走り通すことだけに専念した。

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無事にゴールはできたが、タイムは95分。残念ながら制限時間内には完走できなかったが、最後まで走り通せただけで満足だった。

リュックを置いていた高架下の階段にへたりこむ。吹きつけてくる風のなんとさわやかで気持ちがいいこと。やっぱり時々大会に出ると、リフレッシュできて気分が良くなる。

年季が入っている。

◆◆◆

帰りは新丸子駅近くで何かおいしいものを食べようと思いながらも、あまりお腹が空いていなかったので、とりあえず喫茶店で一服した。

昭和レトロな「喫茶まりも」

地元住民に愛されてる感満載のお店で、老若男女がにぎやかにおしゃべりしている。私が席についた直後に「満席でーす」の声が聞こえた。滑りこみセーフ!

うつ発症前の元気だったころは大会後にビールをぐいっと一杯ということもあったけれど、現在はアルコールとお別れした身。レモンスカッシュの爽快な喉ごしを堪能した。

1時間ほど睡眠に関する本を読んでのんびり過ごした。
私の席の真横に置かれた水槽の中で、金魚がご機嫌な様子で泳いでいた。

◆◆◆

その後しばらく駅周辺を歩く。昔ながらのお店と今風の洗練されたお店が混在しているいい感じの町、新丸子。
いいな、住んでみたいなと思いながらあちこち散策しているとお腹がグーっと鳴ってきたので、目星をつけていたインドカレー屋へ向かった。

地元では評判のお店らしい。

3種のカレーランチセットを注文した。かなりボリュームがあって、4人席テーブルだったにも関わらず、お皿がテーブルの半分以上を占めている。

左からチキンカレー、キーマカレー、マトンカレー。巨大ナンの存在感がすごい。
どれもコクがあっておいしい。カレー女の私には至福の時間だった。

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さて、次は4月か5月にまたどこかの大会に参加しよう。
10km1時間10分ぐらいで走れるようになれたらいいんだけども、道のりは遠い。
無理せずコツコツ気持ちよく走り続けたい。




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