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リーダーに必要なもの:承認スキル

ある会社で、「リーダー育成・コーチング研修」という研修をやらせていただきました。
90分×3回、出席者の方の一人が、とてもサービス精神旺盛な方で、講師としてもとても楽しい研修でした。

内容としては、部署のリーダー、もしくは次期リーダーになる方々に、リーダーの役割を再認識してもらい、コーチングのスキルも身につけていただこう、というものでした。

本来は、コーチングだけで丸一日半の内容なのですが、会社が大事にしていることにフォーカスして270分の研修になりました。

この会社が一番大切にしているのは、「協調性」です。なるほど、この会社の業務の進め方で、最も大切にしている要素だということが頷けます。

話は変わりますが、日本人の特性として、褒める・評価する・承認するということは決して得意ではありません。それは家庭内でも、会社でもそうではないでしょうか?

数十年前に比べると、「感謝」は割と普通にできるようになった気がします。
学校でも、意識して「感謝する」ということは教えているようですし、「ありがとう」を口に出すことは、自然とできる人は多い。

でも、依然、「承認スキル」は苦手な人が多いようです。
研修参加者の方も、感謝は口に出すけど、承認はしたことはほとんどない。
と言っていました。
私は「褒める」のが仕事だと思っているので、だいたいどんな時も「褒める」「評価する」「承認する」を意識してやっています。

こうした習慣のある職場は、「心理的安全性」が高くなります。
一言で言うと、「私はここにいてもいい」という気持ち。

Googleが4年かけた調査でも、最もパフォーマンスが高かったのが、「心理的安全性」の高い職場でした。

多くの職場では、本当は、本人が思うほど心理的安全性は低くないのが実情ですが、繊細な人ほど、逆に心理的安全性を低く感じ取ってしまうのも事実です。

もったいない限りですよね。メンバーに必要以上に不安を与えている職場が多いのは。これは承認スキルの低さから来ています。

今日からできる簡単な承認スキルのマジックワードを教えましょう。
メンバーがきちんと作業した、期待に添うように行動している、頑張っている、と思ったら、「それだよ!」と明るく言ってあげましょう。


ものすごく簡単で、言われた方は嬉しい言葉です。

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