「愛のパワースポット」田中さんの宗教観が感じられる2作品・・・井原野外彫刻ウォークコースVol.11
「良寛来」平櫛田中作：良寛は、江戸後期の禅僧、歌人。生まれは越後、多くの国を巡って修行した。彼の和歌に「月よみの光りをまちてかえりませ山路はくりのいがのおつれば」山里に住む彼を訪ねてくる友を山路を飄々と見送る今にも歩きそうな趣が感じられる作品だと思う。
「長寿明王」平櫛田中作：大正11年に5年の歳月を費やして完成させた一揃いの仏像の一体で「愛染明王」である。昭和50年にブロンズに鋳造されて田中苑に設置された。元来は仏法守護の神だが、現在では恋愛の神として信仰されている。高さ33㎝の仏像には宇宙エネルギーが感じられる。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？