偶然の百合連鎖
この日は百合展と、作家カツセマサヒコさんが古本を売るイベントと、indigo la Endの哀愁演劇展に行ってきた。
東京でほぼ唯一の友人である菊井(仮名)を誘った。
(菊井の話も今度書きたいと思ってる)
もう下手したらここ数年、まともに漫画自体を買っていなくて読んでいなくて、百合やBLモノの作品情報ももちろん全然追えていなかった。
かろうじて「わたしの百合はお仕事です!」のアニメを一気見した。
漫画だと春風のエトランゼだけはなんとか追っていて、あとはTwitterで流れてきて気になった作品を忘れないようにとりあえず欲しいものリストに追加するだけ。
そんな中で百合展の開催情報が目に止まり、大好きな漫画家の志村貴子先生も参加されていたのもあって、最終日にやっと行ってきた。
「おとなになっても」、単行本買って読んでたのがいつからか止まっちゃってたので 気づいたらもう9巻とか発売されていて早く追いつかねばと思った。
志村先生の作品は永遠に大好き。
他作品の複製原稿も見て、アニメ漫画声優にどっぷりで百合やBL作品を読み漁っていた10代の頃の“ときめき”を思い出した。
これだよこれ!って感じ。わたしも歳をとったんだな。
来場者のメッセージがたくさん貼られていて、せっかくなのでわたしたちも書いた。
たった一言なのに百合への熱意に溢れたメッセージがあったり、楽しく読ませてもらった。
気になる百合漫画一気買いしたくなった。
少しずつ読んでいこう…早く読みたいけど出費が…。
メッセージを読んでいて気づいたんだが、百合展のリアル開催は3、4年ぶり?らしかった。
コロナ禍が大きな原因だと思うけど、それ関係なく気になるイベントは思い立ったらすぐ行っとくべきだなと。
次開催される保証なんてないから、推せるときに推せ、行けるときに行け、だね。
そのあとは下北沢に移動して、そしたら駅前の広場でちょうどサンバが始まるところだった(あまりにも突然のサンバ)。
かなり人だかりができていた。
菊井がちょっと見ていこうかと言うので見た。
ちょっと気分転換にはなった。
たぶん生でサンバを見るのは初めてかなと思う。
サンバを見たあと、ご自由にどうぞと置かれたカレーフェスのチラシをもらって カツセさんのイベントへ向かった。
道中、住宅の塀になぜかカップヌードルのカレー味がぽつんと置き去りにされていた。
誰が食べて置いていったんだよ。
イベントは晴れた空の下、中庭で行われていて開放的な良い雰囲気だったけど、古本は売り切れていた。
サインとお話はできます、と張り紙されていて、そこまでしてくれるのは想定してなかったので緊張した。
だいたいの人がちゃんとカツセさんの本を持参してそれにサインをもらっていたように見えたので、なんだかいたたまれない気持ちになったけど、ちゃっかりスマホの透明ケースにサインを書いていただいた。
いつもラジオ聴いてます、と、このケース一生使います、は言えた。
たしか去年『明け方の若者たち』を観て、その時はカツセさんの存在をちゃんと知らなかった。
少しあとになって、Twitterのブックマーク(なんか好きだなと思ったり忘れたくないと思ったツイートをよく保存してる)を整理している時に、カツセマサヒコさんという人のツイートを何回かふぁぼっていることに気づいて なんとなくプロフィールページに飛んだところ、明け方の若者たちの著者だということに気づいた。
読んでない本が多すぎて、カツセさんの作品もまだ読めていない…。
来月10日に入る給料で買うと決めた。
ラジオを聴き始めたのは3ヶ月前くらいだったろうか。
毎週の楽しみ。
読まれる可能性は低いと思うけど、これを機にお便りを送ってみようか悩んでいる。
サインをいただいたことで完全に浮かれて、そして緊張から解放されて、あとはもう心置きなくカレーを食べるだけだと思ったら菊井に「もう一個の展示は?」と言われてハッとした。
同じ会場の屋内で開催されていた、indigo la End『哀愁演劇展』。
中に入ると映像が流れていて、写真パネルが飾られていたり哀愁演劇展の企画制作に関する本?が並べられていた。
静かな朗読と瑞々しい映像で語られる『名前は片思い』という楽曲の前日譚。
観ていてすぐに(ん?百合だ、百合だよね、だよね?!)って心がぴょんぴょんした。
なんならindigo la End自体知らずに連れてこられた菊井のほうがテンション上がっていた。
わたしは曲をたまーに聴く程度のにわかで本当にふらっと来たもんだから、展示の内容もそんなに調べてこなくて なんだか意図せず百合が連鎖した。
百合展からのこれ、最高の流れ。
公式MVは女の子同士だけど、色んな形の関係性や「好き」に当てはめて聴ける曲なのかなと思った。
出演している女優さんお二人共良くてちょっと検索した。
しかもこの前日譚の朗読脚本を書いたのがカツセさん。
「あの兄ちゃん綺麗な文章書くな〜」と菊井がかなり感心した様子だった。
本当に給料入ったらすぐ作品買う、、早く読みたい、、まだ読んでなくてすみませんという気持ち、、
このあとファミレスでボロネーゼも半分こして食べた。
MVにナポリタンを食べているシーンがあってかなりおいしそうなんだ、、
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