20240312　よいどれ市

友人の菊田に誘われて、めんどくさかったけど酒の誘惑に負けて身体を引き摺っていったよいどれ市とかいうイベント。
バイト終わりでどすっぴんだし誕生日前日だし。
酒の陣に行った数日後なのに懲りずにまた酒を飲んだ。

白ワイン、日本酒4種飲み比べ、泡盛の水割り。
こう振り返ると全然ちゃんぽんしていたな。
屋台がたくさん並んでいた。
小籠包、牛すじ煮込み、塩辛じゃがバターを食べた。

正直アイドルのステージはあまりピンとこなくて、本当に死んだ顔で観ていた。
仕事終わりで疲れているし。
アイドルのパフォーマンスを観るだけでワクワクする自分はもう死んだのかもしれない。
菊田はDD気質なので、そこにアイドルが存在すれば勝手に盛り上がっている。

わたしが盛り上がったのは、最後の沖縄民謡。
これは純粋にテンションが上がってしまい、早歩きと少々の小走りで泡盛のブースに急いだくらい。
当然、終盤は愉快な呑兵衛の集いと化す。
みんな三味線の音色にゆらゆら身を委ねていた。

菊田はほぼ下戸なのにわたしに付き合おうとするので、なんなら酒の陣の時より酔っぱらっていた。
わたしも酔って気分が良かったので この時菊田の写真を撮ったんだけど、あとで見返したら茹でダコみたいな顔の冴えないおじさんがそこにいて、なんか削除した。

この泥酔おじさんを引き摺って会場を出たあと、わたしは懲りずにコンビニでお茶割りロング缶を2本か3本買い込みカラオケへ向かった。
部屋に入った途端仰向けでソファに寝転ぶ菊田。
その横で立ち上がって歌い散らかすわたし。

あれだけ酔っていてもちゃんと終電で帰ることを忘れてないので、もっと飲ませれば良かったと鬼畜なことを思った。
菊田は結局はじけきらない人なので、つまらないと思うことが増えてきた。
みんな生活があるし仕事があるし仕方ないとはわかっている。わたしだってそう。
でも今この一瞬に潜りたいって時があんのよ。