現在携わっている仕事の性質上、大量のいわゆる報告書に目を通すことになっている。
記載者は年齢もキャリアもバラバラな多士済々なので、それはそれは個性も技量の差も爆発中で読み込むのに一苦労している。

長いやつ、短いやつ、そもそも日本語としてどうか?というやつ、
物語風のやつ、それと記載者がどんな業界でどんなキャリアを積んできたのかを重ね合わせるととっても興味深い。
多分報告すべきポイントの必要条件クリアしていれば正解も不正解もないのだろうけど、自分自身の指向性が浮き彫りされる瞬間を味わうことがままある。

なにせ責任の所在をぼかして長々と書かれたものが一番イライラするわけで、自分は潔さみたいなものの優先順位が高いのだと思い知らされるわけだ。

表現や技量が足りなくても簡潔かつ明快な報告書が読んでいて心地よい。

他人に事実を伝える、風景を見せる、
心情を感じさせる。

難しいことではあるけどコミュニケーションの基本だと思うわけだ。

僕はいろんなレジュメを一番手軽なメモパッドを使って作ることが多いけど、エクセルをメインツールにしている人は箇条書き的な物言いをするし、Word系メインの人は文章全体で伝えようとする。
パワポ使いはグラフィックな伝え方をする傾向があるように感じる。

流派の同じ人同士の,コミュニケーションがやはりしっくりくるんだろうなぁ。とか。

話飛ぶけど見てるYouTubeとか、読んでる本とかで物言いは変わるし、良く「私たちは食べているもので出来ている」から食事は厳選しましょうっていうロジックを聞くけど、そういう意味では「私たちは接している媒体で考え方が出来ている」とも言えると思う。

携帯中心のいま、改行と余白をうまく使うのがコミュニケーションの主流となってくるのかもしれない。

でも、改行と余白だらけの携帯小説みたいな報告書が上がってきたらそれはそれできっとイライラするんだろうなと確信するわ。

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