工作と知育の融合の一例を紹介
発明クラブで小学生の指導を始めて3年目。少し慣れてきたせいか,その活動内容について色々と考えるようになった。
私は応用コース(小学校5-6年生)の担当だが,特に気になるのは来年に応用コースに入ってくる中級コース(小学校4年生)の取り組み。
中級コースでは木材工作が主体。初めてノコギリを使う子供がほとんどなので,与えられた設計図通りに切り出すだけでも大変だという事情は分かる。
しかし,応用コースで求められる創意工夫マインドを持たせることも大切だ。
私なりに考えた題材の一例が上の見出し画像にある「立体パズル」。色々な形をしたパーツを使って大きな立方体を組み上げるおもちゃ。通販で完成品を購入できるが,それを自分で作って遊ぶ。
工作の流れは次のとおり。
工作の前半で,厚さ2~3cmの合板を糸鋸でサイコロ状にカットし,3~4個をボンドで接着して各パーツを作る。後半で,それらのパーツを組み合わせて立方体にする。
パーツの組み合わせは膨大な数になるので,ただ試行錯誤を繰り返すだけでは時間内に終わらない。その試行の過程で何らかの性質や傾向に気づき,ある意図をもって取り組むように指導する。
そんな抽象的な指示で全員が完成できるとは限らないので,具体的なヒントも用意しておく(ヒントの一例をコメント欄に示す)。
まずは一回試行してみて問題点を明らかにし,内容や進め方を見直してみたい。
新しい工作テーマを考えることが目的ではない。工作の最後に,自分なりの工夫を盛り込めるような内容にレベルアップしたいだけ。既存のテーマでもそれは可能なはず,,
P.S. ノートを見ていたら,幼児教育と積み木遊びに関する記事がいくつかあった。また,積み木も様々な形状のものが作られ,遊び方も進化していることを知った。TVゲーム全盛の現在でも,昔からある玩具が健在であることにホッとする。
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