半径１メートルが学生時代に

夜の２３時にファミレスで待ち合わせ。

最後に会ったのはコロナが広がる直前だから、もう４年半以上も経つのか。

そんな会話をしながら、今年４０歳になるおじさん３人が集まった。

小学校からの付き合いだから、３０年以上の付き合い。

白髪が増え、顔にはシワやシミも目立つようになってきた。体型も立派なおじさん体型。

会話の内容は、懐かしい他のメンバーは何をやっているか。子供や妻のこと。仕事や住宅ローン、健康状態など。しっかりおじさんの会話。

傍（はた）から見ると、どう見てもおじさん３人。

なんだけど、不思議なもので感覚的には学生時代に戻っている。

僕には奴らの顔が学生時代と同じように見えている。学生時代のあだ名のまま「おっぺ」「とみさん」「まっちゃん」と呼び合いながら。

３人で部活をサボったり、サッカーの試合中には３人でしょーもない会話しながらベンチを温めていたあの時と変わらない。

また、年末にでもとゆるく約束をして別れる。

たま〜に会いたくなる。
そして、また半径１メートルを学生時代に戻したくなる。