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調理師免許って意味あるの?

私は、工業高校卒業後1年間の調理師の専門学校を通い調理師免許を持っています。

漫画やドラマの影響により料理人は職人で格好良い!という、漠然とした理由です。

何も知らない人は、調理師免許があれば、自分の店を出せていいねと思うかもしれませんね。


実は、

ちょっと調べればわかりますが、自分の店を出すのに、調理師免許は必要ではありません。

必要なのは「食品衛生責任者」と「防火管理者」(収容人数30人以上)です。


どちらも講習を受ければ取得でき、数日あれば充分です。


じゃあ、調理師免許って何なの?


調理師免許は名称独占資格です。


名称独占資格は、私はこの資格を持ってます!と名乗れるだけの資格で、ちょっと社会的に箔(はく)がつくだけです。

この調理師免許を取得するために、学校を卒業するまでに数百万は掛かります。

正直割に合いません。

もし、本気で料理の腕を磨きたいなら、すぐに飲食店に就職した方が手っ取り早いです。

私の場合はいきなり店で働くのがこわくて、調理師学校に行ったに過ぎません。

その時間との引き替えに数百万円。

しかも、私の場合は祖母の死をきっかけに、卒業後介護の世界に方向性を変えたので、さらになんのこっちゃです。

実際私の料理の腕は、包丁の握り方を知っている程度でネットで調べながらじゃないと何も作れません。

毎日料理している主婦の方のほうが100倍上手です。


もし、我が子が専門学校にいくと希望したら、そこで取れる資格は、名称独占資格か業務独占資格かを調べて、元がとれる資格なのか家族会議を行います。

※業務独占資格とは、医師、看護師、放射線技師など、その資格を持つ人だけが独占的にその業務に携われる資格のことです。


調理師学校は、料理の基本技術や知識が勉強できて、社会的信用があるため有名店に就職するのに有利なんだという意見はごもっともだとは思います。

個人的な意見のため、もし、どこかで不快に思われた方がいたらごめんなさい。


今回の情報が誰かの役に少しでもなれば幸いです。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。


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