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2年目の舞台『ハリーポッター・呪いの子』を観てきました(観劇2回目)

舞台ハリポタも2年目に入り、機会があればまた観たい、とぼんやり思っていた8月半ば。

ワークショップで出会った人と意気投合し、キャストが切り替わる10月公演を一緒に観に行くことになりました。

今回取れた座席は、1階席のX列。
2階席と比べると、舞台と脇を通っていくヴォルデモートとの距離が圧倒的に近いです(笑)。


舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(2023)
公演日時:10月7日(土)13:00開演
出演:大貫勇輔、笹本玲奈、石垣佑磨、松田慎也、馬渕英里何、藤田悠、
西野遼、倉澤雅美、橋本菜摘、宝意沙友莉、木場允視、間宮啓行、
香寿たつき…

初見の感想はこちら


今回のキャストは、初めましての人が半分でした。
初見時と同じだったキャストは、アルバス役の藤田悠、デルフィー役の宝意沙友莉、ドラコ役の松田慎也、組み分け帽子の木場允視、ローズ役の橋本菜摘でした。
同じ人は前年度と比べて演技が変わった様子もなく、余裕というか、さすがの安定感がありました。

ただ序盤でアルバスがセリフを噛み倒していて…
ちなみにそのあとハリーも噛んでいて、この親にしてこの子あり、と思えるようなハプニングが(笑)。
しかし今思えば、大貫さんがわざと噛んだ可能性もなくはない…のかも?


今回、別のキャストで同じ演目を見ることは初めてだったのですが、やはりキャラクターの解釈が違っているのが分かるので見応えあり。
特にハリーはかなり差を感じました。個人的には大貫ハリーの方が、自分と解釈一致の演技を見せてくれました。

藤原ハリーとの違いを顕著に感じたシーンは、ハリーが親の死に目を目撃するところ。
助けに入りたい気持ちを堪えながら、ただ殺されゆく両親を見ていることしか出来ない。そんなもどかしい気持ちからハリーは涙を流すのですが、藤原ハリーは絶望や憎しみ、怒りといった感情が強く、泣き叫ぶような演技をしていたのに対し、大貫ハリーはただただ深い悲しみにくれて、静かに嗚咽する演技をしていました。

確かに10代のハリーだったらここは泣き叫んでいたと思います。実際、親のように接していたシリウスが殺された時は激昂していました。(不死鳥の騎士団でのシーン?)
ただこの物語は、アルバスだけでなく、ハリー自身も大人に成長する物語だと思うので、大人になったハリーは怒りを堪えられるはずだとわたしは思いました。
ただ、物語を通してハリーは、アルバスとの喧嘩で「お前が息子じゃなかったら良いと思ってる!」と口走ってしまったり、自分の思い通りにしようとして、アルバスの親友・スコーピウスとの接近禁止命令を出したりと、終始やり過ぎる面が見られます。
人はそれほど簡単に変われないということを加味するならば、藤原ハリーの泣き叫びパターンは可能性がないことはないのかもしれない…


そして、カーテンコールで松田慎也さんだけ侍なお辞儀をしていたのがツボでした(笑)。
前回もされていたのだと思いますが、ちゃんと見ていなかったのか覚えていませんでした。


ストーリーの流れを知っているからこそ、細かい部分をじっくり観ることが出来て、2回目もとても楽しませていただきました。
欲が出て、次回はもっと手前のS席で見てみたいなと思ったので、また機会があれば観に行きたいです。

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