見出し画像

自分史上はじめての朗読劇『VOICARIONⅢ 信長の犬』感想

声優にハマっている友達にDVDを貸してもらったので、
じっくり鑑賞させていただきました。

VOICARION(ヴォイサリオン)は、藤沢文翁が脚本、演出を務める朗読劇シリーズ。
生演奏に加え、照明や舞台演出、役者も豪華な衣裳をまとう、
臨場感あふれる、新しい形の朗読劇です。


舞台情報

朗読劇『VOICARIONⅢ 信長の犬』(2018)

原作・脚本・演出:藤沢文翁
出演:石田彰、井上和彦、鈴村健一、諏訪部順一、浪川大輔、朴璐美、保志総一朗

あらすじ:
天下の大将軍・織田信長に救われ、忠誠を尽くしていたボルゾイ犬は、
信長の死後、犬好きの田舎大名・太田資正に拾われる。
”シロ”と名付けられ、資正とその仲間たちと過ごすうちに、
次第に心を開いていく。

第一線で活躍する声優陣

出演者は全員、声優として活躍されていて、かつ実力派揃い。
声で表現するプロであるため、やはり声だけでも感情や、演じているキャラクターの様相までもがしっかり伝わってきました。
朗読劇なのに、劇場版アニメを見ているような気分でした。

また、舞台や映像役者と違い、演じている姿を見ることはないので、
新鮮な姿をみることができて良かったです。

わたしは、石田彰と諏訪部順一の声が大好きなので、じっくり演技を堪能できたのが個人的に嬉しかったです。
ちなみに、タイトルにもなっている信長の犬を演じているのが諏訪部さんです。若い犬から老犬まで、歳の取り具合を声色を変えて演じ分けられていました。
あんな渋い声のボルゾイがいるなら、わたしも飼いたい…
石田さんと諏訪部さん、二人の掛け合いも良かったです。

視覚的にも楽しいステージ

わたしの知っている朗読劇は、絵本の読み聞かせに近いような、おごそかなイメージがありました。
しかし、VOICARIONはそのイメージを覆して、臨場感あふれる照明や舞台演出、生演奏によるバックミュージックで、音楽ライブや舞台演劇にひけを取らないであろうステージでした。
その臨場感は絶対に飽きさせてやるものかと言わんばかりの激しさ…

また、今作の舞台は日本の戦国時代なので、第二幕の始まりで、能が見られたりもしました。
これだけ演出しても、ごちゃごちゃしたり、見疲れたりしないのはすごいなと感じました。


朗読劇を見るのはこれが初めてですが、
自分が勝手にイメージしていたものと全く違っていて、
思ったよりも演出って進化しているんだなと学びました。
今作はキャストが固定だったようですが、
その後の舞台では、日ごとに配役とキャストを変えているそうなので、
見比べとか楽しそうだなと思いました。
いつかリアルで観てみたいです!




この記事が参加している募集

舞台感想

よろしければサポートお願いします