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「愛に満ちた寄せ書き!妻が語る息子への感謝」


※ (今回から時おり妻の原稿を掲載いたします) 

感謝の日々 

皆様、初めまして。服部剛(ごう)の妻です。いつも夫がお世話になっております。

昨日は息子の周 (しゅう) の特別支援学校の卒業式でした。

学校の先生方を始め、スクールバスの方々、放課後等デイサービスの先生方など......たくさんの方々の愛情と支援をいただき、小学校6年間、無事に通うことができました。
本当にありがたく、嬉しかったです。

この日に至るまで、あまりに色々なことがありました。嬉しいことばかりでなく、辛いこともやりきれないことも、不安に押しつぶされそうになることも......

卒業記念の贈りもの 

母親としての想いをお伝えするのは、簡単ではありません。ただハッキリと言えることは (周を授かれたことがすごく幸せ ) ということです。

卒業式の日、幼い時にお世話になった方々から、「本当の愛を教えてくれてありがとう」 などの寄せ書きのお祝いの色紙をいただき、(皆さんの中に周の存在が生きているのだなぁ) と、胸が熱くなりました。

ハンディを越えて 

周はダウン症をもっているほか、難治性てんかんの持病があります。5歳くらいまでは、てんかん発作による転倒のケガを防止するためヘッドギアをしていました。しかし、発作も落ち着いてきて、元気に歩くことができるようになりました。

知的には重度で、言葉はなく、食事や着替え、排せつなどには介助が必要です。体格も定型発達のお子さんに比べ、12歳にしてはずいぶんと小柄、身長125センチ、体重も20キロ弱です。

それでもエネルギッシュでやんちゃ盛り、いつも朗らかです。ありのままの自分を喜んでいるようで、本当に幸せそうに毎日を笑顔で生きています。

息子から教わるもの

私たち夫婦は周に、「人が生きる道」を教えてもらっている気がします。そんな周にたくさんの愛とパワーをもらいながら (体力勝負という現実はありながらも)、夫婦で大切に育てています。

周を授かってから今日までに感じたこと、気づいたことを、時々、夫のnoteでお伝えしたいです。  

喜怒哀楽に満ちた毎日の中で、前を向いて歩んでゆきたい、と願う私たち家族の「ダウン症をもつ周と生きる日々」を、共有していただけましたら......

どうぞよろしくお願いいたします。

12年前、ダウン症の告知を受けた翌日、夫が自分の心を整理するために書いた詩を、今回はお届けします。

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