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結婚初期の色々を振り返ってみた

今は、老夫婦のような穏やかな暮らしを営んでいる夫とわたしです。

ファミレスのモーニング
公園の散歩
ときどき銭湯。

ほーら、老夫婦っぽい。

でも結婚初期には、わたしたちにも色々苦悩がありました。
(…いや、夫は基本的にニュートラルなので、主にわたしが1人で右往左往していました。)

今思えばとても些末ですが、当時の記憶の紐を手繰り寄せてみます。

1)他の女の作ったメシ問題

今はそうでもありませんが、結婚初期はわたしの実母から「娘が嫁に行ってしまってさみしい」ビームがビンビン飛んできていました。

ゴハン一緒に食べに行こうよ
誕生日会しようよ
みんなで旅行しようよ

などなど、毎週のように声が掛かっていたものです。
それに加えて、煮物とか揚げ物とかの手作り総菜が、かなりの頻度で差し入れられました。

わたしは結婚するまで実家にいましたので、当初は料理慣れしていなかったこともあり、差し入れは助かりました。

助かりました、が。

母の作ったおかずを「うまい、うまい」と食べる夫を見ていると
なんというか…

「他の女の作ったメシ」に対する嫉妬の炎がメラメラと燃え上がったのです笑

これ、今でこそ語尾に「笑」を付けて話せますが、当時は結構、切実な苦しみでした。

今は母との接触が減ったこともありますが、おかずの差し入れはいつでも大歓迎であり、夫が美味しそうに食べていても心がざわつくことはなくなりました。

2)「わたしばっかり」問題

結婚当初、夫が今より忙しい部署で働いていたこともあり、残業の少ないわたしの方が家事を多く負担していました。

でも、夫は自分が見たいスポーツ中継なんかがあると、気合いで仕事を片付けて早く帰ってきたりし、しかも家事をまったくせずに中継に没頭していたのです。

夫が画面に齧り付いている間も、わたしはいつも通り炊事・掃除・洗濯に明け暮れました。
なぜ夫は遊んでいるのに、わたしばっかり働かねばならぬのか?と不公平感は募るばかりでした。

実際、あの頃の夫の残業時間とわたしの家事労働時間は、大して変わらなかったと思います。
わたしは残業が少ない分、家事労働で疲労困憊していました。

今は「夫が楽しんでいるときは家事をしない」という自己ルールを設け、一緒にスポーツ観戦をしたり、興味がない場合は勝手に諸々楽しむラッキータイムとして捉えています。

夫の残業時間も減ったし、わたしも適度に家事の手を抜くようになり、更にわたしが不公平感を夫にプレゼンしたこともあり、今の家事労働時間は夫とわたし、ほとんど50:50になりました。
(リアル「逃げ恥※」のような感じです)

※注:逃げ恥:「逃げるは恥だが役に立つ」マンガ原作のドラマ。
主婦の家事労働が無償と捉えられることを「好きの搾取」と表現するなど、学びの深い内容でした。恋ダンスが流行ったり、主演のお二人が本当に結婚されたりして大変話題になりましたね。


色々あったけど、とりあえず今の形に落ち着いたわたしたちです。
でも環境が変わったり意見の相違があったりすれば、これからも新たな「色々」が生まれることでしょう。

その都度話し合って、乗り越えられるといいなと思います。

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