見出し画像

髪を切ったわたしに

髪を切ったわたしに
違う人みたいと…

再放送されている朝ドラ「あまちゃん」で、菅原くんという男子と交換日記を始めたはいいけれど書くことが無くて、春子(主人公の母親/有村架純→小泉今日子)が日記に書いた松田聖子の「夏の扉」の歌詞です。

聖子ちゃん。

世代じゃないのに、聖子ちゃんのゴキゲンな曲を聴くと胸が踊るのです。
あまちゃんはちょいちょい、春子が高校生だった頃に時代が巻き戻って、その度に聖子ちゃんやYMOなどの曲が流れます。
(諸事情でキョンキョンの曲は流れない)

なんだろう。
懐かしい。
生まれてないのに。
(リリース:1981年だから、生まれるちょっと前)

歌詞を正しく記すと以下の通りです。

髪を切ったわたしに
違う女(ひと)みたいと
あなたは少し照れたよう
前を歩いてく

綺麗だよとほんとは
言って欲しかった
あなたはいつも“ためらい”の
ヴェールの向こうね

「女(ひと)」とか
「綺麗」とか
「“”」とか
「ヴェール」とかに
時代を感じますね。

再放送だけど、たぶん三陸の観光客数は増えているだろうし、聖子ちゃんやYMOの曲が売れたりしてるんだろうな。

かく言うわたしも、携帯に入っている聖子ちゃんの歌の内、選りすぐりのゴキゲンな曲をプレイリストにして、通勤中にエンドレスで再生し続けています。

割と最近わたしも髪を切ったので「夏の扉」の歌詞はなかなかタイムリーなのです。

ちなみに、夫は「違う女(ひと)みたい」と照れないし「綺麗だよ」とも言いません。
下手すると、かなりバッサリ切っても気付きません。

でも、かわいい?と聞くと「かわいい」と答えてくれるので、しつこく聞いています。
「かわいい」の搾取です。

一方、会社内では髪を切ってからよく話しかけられるようになりました。

誰かと思った!とか
短いのも似合いますね!とか。

昨日は、普段伏し目がちで業務連絡以外で話したことのない他部署の人から
「結構バッサリ切りましたね」
と話しかけられ
「ドライヤーの時間が短くなってラクですー」
という記念すべき初雑談を交わしました。

相手は、白髪混じりの、たぶん50代男性(他部署だしよく知らない)。

「…実はハタチくらいのとき、僕も髪が長かったんですよ」
(ん?)
「肩下まであって、今より痩せてたし、別人みたいだったんです」
(んん?)

♪僕の髪が肩まで伸びて君と同じになったら〜

と吉田拓郎が脳内再生されたところで、エレベーターを降りました。
続きが気になる…。

基本的にはコミュニケーション最小限で生きていきたい性質の持ち主ですが、髪を切ることで人の意外な一面を知るきっかけになる。

たまにはイメチェンもよいものです。
(イメチェンって死語かな)

この記事が参加している募集

私のプレイリスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?