ご飯とお味噌汁がしみじみ美味しいのだが
「インド人の舌はバカだから、辛い、酸っぱい、甘い、だけで旨み、分かんない。でも日本人の舌繊細だから、日本食、美味しいね」
と、以前インド料理店で働くインド人(ネパール人だったかもしれない)が言っていました。
※そんな話を聞いたことがあるだけで、真偽のほどは知りません。
でも、わたしはすごく酸っぱいものが好きだし、ただケチャップで味をつけただけのナポリタンが好きだし、わたしにも繊細な舌の感覚って、ちゃんと残っているのだろうか、と当時、思ったのを覚えています。
***
夫が出張に行っているかひどく帰りが遅いとき、わたしはたまに1人ご飯を楽しみます。
こういうとき、いつも行くちょうどいいラーメン屋があったのですが、ここのところ、何故かラーメンを食べるとお腹を壊すようになってしまったのです。
今日はお腹を壊してもいいや、と思う日だけ行っていたのですが、夜寝るときにお腹を壊すかも、今痛くなるかも、と思いながらソワソワするのは案外ストレスで、であれば最初からラーメンをよしておこうかしらと思い至り、近頃はあのお店に行くことをやめてしまいました。
↓麗しの、あのお店…
そこで先日、会社からの帰り道にある、おしゃれカフェの、おしゃれ和食を食べたのです。
食後に気取ってノンカフェインのブレンドティーを頼んじゃったりして。
…
美味しい。
え、待って。この定食然としたおしゃれ和食が、こんなにも美味しいなんて。
ご飯をゆっくり噛むと、口の中で甘くなります。
ふと、小学校の頃だったか、家庭科の授業でお米を炊いてみんなで食べたことを思い出しました。
家庭科の先生のセリフは確かこんな感じでした。
そういえば最近、家で作る食事も、パスタ!とか焼きそば!とかより、ご飯に味噌汁にぬか漬けに何かおかず、みたいなのが妙に美味しい。
結局、ここに戻ってくるのか。
わたしやっぱり、ここに帰ってくるのか。
食後のおしゃれブレンドティーを飲みながら、実家にいた頃は、かぼちゃの煮物なんて最下位おかずだと思ってたなぁ…と、昔のかぼちゃに謝りたい気分になりました。
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