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無職が「君たちはどう生きるか」を読んでみた

こんにちは。ニボシです。

先ほど「君たちはどう生きるか」を読み終えました。

…、一言で表すなら倫理的な内容でした。

それはタイトルからでも想像できるかと思いますが、倫理的だからと言っても子供向けに書かれたこともあり、難しい表現とか無かったのでスラスラ読むことが出来ました。

あらすじは14歳の少年コペル(本名:本田純一)が、同級生や家族、彼の叔父との関わりを通して「人間としてどうあるべきか」学んでいく姿が描かれています。

特に印象に残った部分を抜粋して紹介しようと思います。

「人間が大昔から、何万年と長い年月、どんなに努力を続けて、とうとう今日の文明にたどり着いたかという、輝かしい歴史を知っているはずだ。しかし、その努力の賜物も今日、人類のだれにでも与えられているわけじゃないんだよ」

「君たちはどう生きるか」より一部抜粋

ここで文明は文学とか芸術とかを主に指してます。学校教育もその1つです。要は生まれと育った環境によってそれは平等には受けられないということを言ってます。

この作品は戦前に書かれたものなので、時代背景はかなり違いますが、現代でもあながち間違いはないと思います。

話は変わりますが、前に「底辺の仕事ランキング」と称して記事を書いたコンサルの方の記事がネット上で炎上しました。

その考え自体が間違いだということがこの本を読んで改めて分かりました。

見方を変えると、その人達の労働が無いと直接的でなくても、そのコンサルの方の仕事も生活も成り立たないことになります。

例えば、記事を書くときってパソコンを使うと思うんですけど工場で作ってますよね。

しかも、何百と別れたパーツを組み立てたり、その部品を作ったり、それまでの行程で結構な人数が関わってます。

流石に今の時代はパソコン無いと仕事にならないと思うので、そのコンサルの方も困ると思います。

「君たちはどう生きるか」でも、多くの人の労働が関わっているお陰で文明があり、世の中の進歩もあると記しています。だから、そういった人たちを蔑んだり、哀れむのは違うことも言及しています。


私は今無職の身で、何も生み出してない存在です。普段は無職最高とか思ってますが、いつまでもこの生活が続くとも思ってません。

遅かれ早かれ、また働いていかなくてはいけない時が来ます。

正直、また働くのは怖いです。でも、労働は
「巡りめぐって誰かしらの役には立ってる」って考えた方がモチベーションとかにもなって無理せず出来るのかな、と思いました。

自分に出来ることは何なのか、それを考えるきっかけになったかな。多分。

なんか勇気貰えた気がします。

他にも深イイことが書いてあるので、是非読んでみてください。


おわり。







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